ワールドキャンサーデー2024: 日本全国でがんへの思いを灯す
2024年2月4日(日)、国際対がん連合(UICC)日本委員会が主催する「ワールドキャンサーデー」が開催されます。この日、全国各地のライトアップ会場がつながり、がん撲滅への意識を高める特別なオンライン点灯式が実施されるのです。
世界中で行われるがんへの意識向上
ワールドキャンサーデーは毎年2月4日に開催され、がんに対する意識向上と行動を促す日です。UICCの「Light up the world」という取り組みに基づき、参加する会場ではUICCカラーの「ブルー」と「オレンジ」でライトアップされ、全国の思いが一つにする瞬間を共有します。
点灯式の模様は、ワールドキャンサーデー特設サイトを通じてライブ配信され、視聴者はオンラインでその様子を体感することができます。がんに立ち向かう日本の決意が、国内外の人々に伝わることを目指します。
豪華ゲストと共に考えるがん医療の未来
点灯式には、女優の萬田久子さんがゲストとして参加し、がん医療のギャップを埋めることをテーマにしたトークセッションも行われます。UICCのスローガン「Close the care gap」に基づき、参加者はがんと社会の関わりについて考える機会を得るでしょう。
ライトアップ会場の紹介
全国16か所のライトアップ会場が設定されており、その中にはさっぽろテレビ塔(北海道)、仙台スカイキャンドル(宮城)、東京都庁(東京)など、象徴的なランドマークが含まれています。都道府県毎に異なる表現がされることで、地域の人々が一体となることが期待されています。
ライブセッションとオンデマンド配信
点灯式の後も、18:45からはUICC日本委員会によるライブセッションが配信されます。このセッションでは、「テレメディシン実現と医療情報の共有」がテーマとなり、がん医療の未来を俯瞰する貴重な内容が展開されます。また、2月4日からはオンデマンドセッションも公開予定で、様々な視点からがんの問題を考える機会が増幅されます。
ワールドキャンサーデーの意義と歴史
ワールドキャンサーデーは、2000年にパリで行われたがんサミットを起源とし、がんに対する啓発や教育を目的としてきました。毎年、世界中でさまざまなイベントが開催され、がん撲滅への誓いが新たにされます。特に2022年からは「Close the care gap」というテーマが設けられ、がんに対する取り組みが一層強調されています。
UICC(国際対がん連合)について
UICCは、1933年に設立され、ジュネーブを本部とする、世界最大の対がん団体です。172カ国から1200団体が参加し、国際的ながん対策を推進しています。日本委員会は、30の専門団体が協力し、がんの研究と啓発に努めています。
参加方法
この特別なイベントに参加したい方は、ワールドキャンサーデー特設サイト(
https://worldcancerday-jp.org/)で詳細情報を確認し、オンライン配信をお楽しみください。がん撲滅のための小さな一歩を、みんなで踏み出しましょう。