劇団HOTSKYが放つ新たな鼓動
新型コロナウイルス感染症の影響により上演が見送られていた劇団HOTSKYの名作『ミカンの花が咲く頃に』が、いよいよ2026年に再演されます。今回は、ムシラセの主宰である保坂萌を演出に迎え、より現在的な視点で物語が描かれる予定です。
再演の背景
本作は、2018年の初演以来、多くの観客から支持を受けてきました。その後、2020年に再演が予定されていましたが、コロナ禍の影響で中止を余儀なくされていました。2026年版では、物語やキャラクターの造形を再考し、現代社会が抱える問題を鋭く掘り下げることが期待されています。
物語の舞台
物語は、九州の北東部、海と山に挟まれた小さな村、猿ヶ実村を舞台に展開されます。ここでは、漁港やミカン畑が広がり、地域住民は高速道路建設に伴う立ち退き問題に直面しています。主人公、美羽とその娘、拓未は、この村に母の十三回忌に訪れた際に、立ち退きをめぐる人々の葛藤を目の当たりにします。
村の中では、立ち退きを受け入れ農業をあきらめる者や、迷う者、断固として拒否する者など、様々な立場の人々が存在しています。人口の減少や教育機関の廃校、伝統文化の存続が危ぶまれる中で、彼らの思いが交錯します。
登場人物とキャスト
本作では、鈴木里沙、福圓美里、西田夏奈子、内野智、小山萌子といった演劇界の実力派が揃い踏みです。また、次世代を担うキャストとして、大野瑞生、小島あやめ、小川蓮、豊田陸人と、若手の有望な役者が加わり、さらなる躍進が期待されます。
名作が提起するテーマは、立場や考えの違いを超えて、共に生きることの大切さ。美羽や拓未がこの村でどのような変化をもたらしていくのか、観客はその過程を見守ることになります。
公演詳細
- - 公演期間: 2026年3月18日(水)〜2026年3月22日(日)
- - 会場: 座・高円寺1(東京都杉並区高円寺北2-1-2)
- - チケット料金: 一般5,000円、学生2,500円(要学生証提示)
- - チケット発売: カンフェティにて好評発売中
この物語は時を超えて、人々の心に響くテーマを持っています。2026年度版として新たな視点を手に入れた『ミカンの花が咲く頃に』が、一人ひとりの人生にどのように響くのか、ぜひ劇場で体験してください。