水窪の未来を切り拓く地域法人「Local Coop水窪」の設立
2026年3月5日、静岡県浜松市天竜区水窪地区に、地域の自律的な未来を目指す「一般社団法人Local Coop水窪」(以下、LC水窪)が設立されました。これは、浜松市と株式会社paramitaが協働して進める「Local Coop構想」の一環であり、地域住民主体での自治体をつくる取り組みから生まれたものです。
設立の背景と目的
LC水窪は、住民からのアイデアを元に策定された「天竜川流域まかしょう宣言」を実現するための実行母体です。この地域独自の「まかしょう」という言葉は、住民同士の助け合いを意味し、地域が直面する人口減少や担い手不足といった課題に対して、行政任せではなく自らの手で地域資源(森林、食、文化)を次世代に継承する活動を行います。
初年度には、すでに実証が開始されている生ゴミと山の資源を利用した堆肥づくりのプロジェクトを推進し、地域の環境を再生する活動を深めていく方針です。今後は外部からの参加も受け入れ、より多様な意見を反映させることで持続可能な地域づくりを進めます。
体制と役割
本法人は、地域住民、行政、企業、関係人口が一体となり、水窪の豊かな資源を未来に繋ぐことを目的としています。設立時には「世話人」の役割を設置し、地域活動に関与する住民が中心となり、柔軟な組織体制を構築します。これにより、固定的な上下関係のない協力的な活動が実現されることを目指します。
事務局役は、総務省の地域おこし協力隊制度を活用したコーディネーターが担い、プロジェクトの運営に貢献します。
第1期世話人のビジョン
設立時には、瀧口幸恵を代表理事として、たくさんの世話人が任命されます。彼らは地域の問題を自らの力で解決し、相互に助け合う体制を構築することに情熱を注いでいます。各世話人がどのような思いを持ち、地域の未来に寄与していくのか、彼らのメッセージにはその意志が表れています。
- - 瀧口幸恵氏は、「住民の『やりたい』を支え合う集合体を作りたい」と語り、水窪から新しい流域再生の形を立ち上げる意気込みを示しました。
- - 井上保典氏は、「水窪を存続させるために地域の良さを再考し、未来に向けた仕組みを手掛けたい」と述べ、地域の貴重な資源を大切にする姿勢を強調しました。
- - 久保敷由加里氏は、「自然や食の恵みを育む役割に希望を持っている」とし、内外から人々を引きつける仕組みを開発する方針を明らかにしました。
このようにそれぞれの世話人が、地域資源の持つ可能性を最大限に引き出すために協力し合います。
有限会社春華堂との協働
今後、LC水窪は地域企業である春華堂との協働も進めることを発表しました。在来種「ネコアシアワ」の栽培を通じて、水窪の資源再生に貢献する姿勢を示しています。両者は共同で拠点を開発し、地域の資源を活かした新事業の創出を目指しています。
設立セレモニーの開催
設立を記念し、2026年5月10日(日)に浜松市水窪町内でセレモニーを開催予定です。浜松市長や春華堂、paramitaの関係者も参加し、今後の展望を共有する機会となります。詳細はSNSや地域内で通知が行われる予定です。
今後の方向性
LC水窪では、スタッフや事業のコーディネーターといった人材を募集中です。地域内外に向けて情報発信を行い、さらなる連携と地域づくりに努めてまいります。水窪の未来は、住民の手に委ねられています。彼らの活動を通じて、持続可能な地域が創造されることを期待しています。