ラッカス、Cloudpath社を買収
2015-11-06 15:30:01
ラッカスワイヤレス、セキュアWi-Fiソリューション企業Cloudpath Networks社を買収
ラッカスワイヤレス、セキュアWi-Fiソリューション企業Cloudpath Networks社を買収
この度、無線ネットワークソリューションを提供するラッカスワイヤレスが、セキュアWi-Fiオンボーディングソフトウェアで高い評価を得ているCloudpath Networks社の買収を発表しました。この買収によって、ラッカスワイヤレスはSmart Wi-Fiポートフォリオを強化し、教育機関、企業、小売、ホスピタリティ市場における競争力をさらに高めることが期待されます。
Cloudpath Networks社:セキュアWi-Fiオンボーディングのリーディングカンパニー
2006年創業のCloudpath Networks社は、自動化されたセルフサービスソフトウェアを用いた、認証ベースのWi-Fiセキュリティ分野における先駆者です。特に教育市場においては、多様なデバイスとユーザーの増加に対応できる安定したシステムと高い評判を確立しており、Chromebookデバイスの業界初のサポートも提供しています。企業や小売業においても、従業員、ゲスト、委託業者など、ユーザーや役割、デバイスごとに異なるアクセスポリシーを適用できる柔軟性を提供することで、多くの顧客から支持されています。
買収によるシナジー効果と今後の展望
ラッカスワイヤレスのCEO、セリーナ・ロー氏は、今回の買収について「BYODとITデバイス向けのWi-Fiセキュリティを簡素化する大きな一歩」とコメント。Cloudpath社のユーザーフレンドリーで安全性の高いオンボーディングソリューションと、優秀な人材がラッカスファミリーに加わることを歓迎しています。Cloudpath社のソフトウェアは、すべての新規デバイスのセキュアなオンボードのための共通のエントリーポイントを提供し、一度限りのデバイス登録プロセスでユーザーとデバイスの確認、適切なネットワークへの自動接続、ポリシーの自動適用を実現します。これにより、IT部門は、大規模かつ変化の激しい環境でもWi-Fiアクセスを容易に管理できるようになります。
Cloudpath社の設立者でありCEOであるケビン・コスター氏は、「Wi-Fiは使いやすくあるべき」という信念を強調し、ユーザーは自身が選択したデバイスから簡単かつセキュアにアクセスできるべきであり、IT部門はユーザーサポートにかかる時間を削減し、セキュアな接続を容易に確保できる必要があると述べています。
顧客からの高い評価と実績
Cloudpath社の主力製品であるEnrollment Systemは、証明書ベースのWi-Fiを容易かつ安全に適用することで、ITサポートコストとパスワード関連のユーザー不満を解消します。シラキュース大学、パデュー大学、フェアファックス郡公立学校など、多くの教育機関や大企業で採用されており、InteropやMobile World Congressでも受賞歴があります。シラキュース大学のネットワークアーキテクト、リー・バッドマン氏は、Cloudpathが無線サポートチケットの削減、ユーザーの迅速かつ安全なWLAN接続を実現する上で極めて重要だと評価しています。
ラッカスのSmart Wi-Fi技術との融合
Cloudpath社のオンボーディングおよびセキュリティソフトウェアは、ラッカスのBeamFlex™ +、ChannelFly™、SmartMesh™、動的PSK™などの独自技術と融合することで、信頼性、安全性、拡張性に優れた高性能Wi-Fiを提供する基盤をさらに強化します。
まとめ
ラッカスワイヤレスによるCloudpath Networks社の買収は、セキュアWi-Fi市場における大きな動きと言えるでしょう。この買収により、両社の技術とノウハウが融合し、より安全で使いやすいWi-Fi環境が実現すると期待されます。今後、教育機関や企業におけるWi-Fiセキュリティの強化、BYOD環境における課題解決に大きく貢献すると考えられます。
会社情報
- 会社名
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ラッカスワイヤレスジャパン合同会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋1-18-14 クローバー日本橋ビル4F
- 電話番号
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