テックドクター、PwC財団の助成事業に採択!孤独・孤立対策に貢献
近年、社会環境の変化により孤独・孤立の問題が深刻化しています。特に高齢者においては、単身世帯や単身高齢世帯の増加に伴い、その問題が顕在化しています。孤独・孤立は、うつ病や認知症などの精神的な影響だけでなく、心血管疾患などのリスクにもつながり、寿命にも影響を与えることが明らかになっています。
このような状況を受け、2024年4月には孤独・孤立対策推進法が施行されました。国を挙げてこの問題に取り組む中、テックドクターは、ウェアラブルデバイスを活用した孤独・孤立の予知と予防に向けた取り組みが評価され、PwC財団の助成事業2024年度春期ウェルビーイングの助成先として採択されました。
ウェアラブルデバイスで孤独・孤立を予知・予防
テックドクターは、医療的過疎地の高齢独居世帯に対し、ウェアラブルデバイスを配布し、取得したデータからデジタルバイオマーカーを解析することで、孤独・孤立状態を早期に発見し、医療従事者による適切な介入につなげる取り組みを進めます。
この取り組みは、医療機関受診の勧奨や社会的処方などの早期介入を可能にすることで、高齢者の健康状態のモニタリングを遠隔で行えるようになり、医療資源の逼迫状況下においても、高齢者の孤独・孤立問題の改善に貢献すると期待されています。
デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」
テックドクターは、「データで調子をよくする時代へ」というビジョンのもと、医療・製薬・食品関連企業や研究機関向けにデジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase(セルフベース)」を提供しています。
「SelfBase」は、複数のウェアラブルデバイスや医療機器と連携し、医学的知見に基づいたデータ解析を行うことを特徴としています。長期的なデータの蓄積と分析により、個人に合わせた最適なケアの実現を目指しています。
テックドクターの取り組みが社会に貢献
テックドクターの取り組みは、高齢者の孤独・孤立問題の解決だけでなく、医療現場におけるデータ活用による効率化や個別化医療の実現にも貢献すると期待されています。今後も、データ解析技術の進化と社会ニーズへの対応を続け、より健康的な社会の実現を目指していくとのことです。
テックドクターについて
会社名: 株式会社テックドクター
設立日: 2019年6月21日
所在地: 東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表取締役: 湊 和修
代表医師: 泉 啓介
事業内容: デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
関連記事
公益財団法人PwC財団助成事業2024年度春期ウェルビーイングの活動について: https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/pwc-foundation/result-business2024-01.html
テックドクター公式ホームページ:
https://www.technology-doctor.com/
まとめ
テックドクターのウェアラブルデバイスを活用した孤独・孤立対策は、高齢者の健康状態の改善に大きく貢献する可能性を秘めています。今後の同社の取り組みが注目されます。