介護施設での健康管理、約6割がアナログ式だった実態を報告

はじめに

寒い冬が近づく中、風邪や感染症の流行が懸念される。この時期、介護事業所や福祉施設、保育園、幼稚園では特に健康管理が重要視されている。多くの人々と接するこれらの施設で、適切な健康管理体制が整っているのか、株式会社ヒューマンリライトケアは実態調査を実施した。

調査概要

■ 【調査期間】2024年10月22日(火)～2024年10月24日(木)
■ 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
■ 【調査人数】1,025人
■ 【調査対象】20代～50代の介護事業所・福祉施設・保育園・幼稚園の職員および責任者

健康管理の実態

調査の結果、なんと約90.9%の職員が健康管理を行っていると回答。この内訳を見てみると、最も多かったのが体温チェック（68.9%）であり、次いで症状（57.9%）、食欲（45.3%）、顔色（42.6%）と続く。基本的な項目を重視する一方で、実際の健康管理手法としては、64.5％が体調チェックシートを用紙で記入し、40.0％はLINEやメールを使って報告していることが明らかになった。

このことは、今でも紙によるアナログな管理が多いことを示しており、一方でデジタルツールの導入に対する期待も感じられる。

感染症対策と健康管理

今年の冬に向けて、約80%の職員が感染症対策に不安を抱いていると回答。特に、マスクや手洗い消毒などの感染症対策による負担を感じているとする声が多く、健康状態の把握や職員の勤務調整に不安を訴える意見も数多く見られた。特に体温や症状、手洗い・うがいの確認といった基本的な健康管理が重要視されている。

健康管理への負担

調査では、現在の健康管理において約80%の職員が負担を感じていると回答。中でも、健康状態の記録や入力作業が特に手間であるという意見が多く寄せられており、これを解決するためのアプリが求められている。実際に、80%以上が少ない作業負担で健康管理を行えるアプリを検討したいと思っていることも、研究から明らかになった。

結論

今回の調査結果から、介護事業所や福祉施設においては、健康管理の多くがアナログで行われている実態が浮き彫りになった。多忙な職員にとって、健康管理に関する負担が大きいことも実際に示され、今後は効率的なデジタルツールの導入が急務であることが言えそうだ。これにより職員の負担軽減だけでなく、利用者やその家族にとっても安心できる環境の提供に繋がるだろう。

健康管理ツールOND'Careの提案

株式会社ヒューマンリライトケアが提供する健康管理アプリ『OND'Care』は、日々の体温や体調の記録が簡単に行え、特に感染症対策に役立つ機能が充実している。利用者の健康を手間なく管理できるこのアプリの導入を検討すべきだろう。アプリを通じて、感染症管理の効率化を進め、職員のストレス軽減とサービス向上を目指すべきだと考える。