就活での疲れを感じる学生たち
最近の調査では、就職活動を行う学生の約8割が「就活疲れ」を感じており、6割以上の学生が「本音を話せなかった」と答えています。加えて、面接のエピソードが脚色されたもので判断されることに疑問を感じる学生も多数存在していることがわかりました。これらの結果からは、従来の就活方法に違和感を感じている学生が急増していることが浮き彫りになっています。
株式会社コウダプロの新たな試み
こうした学生たちに向け、株式会社コウダプロは2025年8月4日から「ストッキング相撲体験会」という新しい採用イベントをスタートしました。この取り組みの狙いは、就活生が内定を得られない中でも、自ら選ぶことができる「選び合う就活」を実現することです。
就活を途中で辞めた学生たちの実体験
株式会社コウダプロでは、実際に就活を途中でやめた女子大生が内定を得る事例もあります。福岡大学出身の原口さんは、就活を辞めた後、同社の朝礼や憲法勉強会に参加し、初の内定を獲得しました。彼女は、「就活をやめたからこそ自分に合った会社と出会えた」と語り、その経験が他の学生にも希望を与えています。
就活の新しい形「ストッキング相撲体験会」とは
「ストッキング相撲体験会」は、8月の就活生の夏休みに合わせて行われます。このイベントでは、就活生と社員がストッキングをかぶりながら、お互いに引っ張り合うというユニークなアクティビティを通じて、リラックスした状態で本音を交換することが目的です。心理学的にも、笑いが生まれやすい環境を提供し、初対面でも信頼関係を築ける効果があります。
自分を解放する機会
このイベントでは、自己紹介や価値観についての対話も行われ、参加者は本来の自分を表現することができる場となります。コウダプロの社員からも、「ストッキング相撲で自分の殻を破れた」との声が多数寄せられており、共感する姿勢が重要視されています。
就活は「選ばれる」ものではない
就活は従来の観念とは異なり、選ばれるのではなく、互いに選び合うプロセスなのです。原口さんの体験からも、「就活をやめたからこそ見つけられた職場がある」という新しい考え方が浸透しつつあります。
代表の思い
株式会社コウダプロの幸田八州雄社長は、「就活に向いていない人を歓迎します」と述べています。選考過程での取り繕いに疲れた学生たちが、本気で働きたい気持ちを持っていることを実感しているからです。新しい採用方法が、就活に新しい風を吹き込むことを期待しています。
イベントの詳細
「ストッキング相撲体験会」は、福岡県福岡市中央区にあるコウダプロで行われ、参加は26卒・27卒の大学生や専門学生を対象としています。イベントの申込や詳細は株式会社コウダプロのウェブサイトで確認できます。
就活の常識に疑問を抱くすべての学生たちに、新しい選択肢としての「ストッキング相撲体験会」。このイベントを通じて、自分らしい働き方を見つけてみませんか?