日立ハイテク、Chorus Call Asiaの全株式を譲渡し企業価値向上を図る

日立ハイテク、Chorus Call Asiaの譲渡



株式会社日立ハイテクは、2023年に米Chorus Call Inc.との合弁で設立したChorus Call Asia株式会社(CCA)の持分全株式を株式会社リンクアンドモチベーションに譲渡する契約を締結したことを発表しました。これにより、CCAはリンクアンドモチベーションの完全子会社となります。

譲渡の背景と目的


この決定は、CCAが日本を中心とするアジア地域で提供しているビデオ・音声会議クラウドサービスの成長をさらに促進することを目的としています。元々CCAは、Chorus Call Inc.が51%、日立ハイテクが49%ずつ出資して設立され、企業のIR(Investor Relations)やSR(Shareholder Relations)支援サービス事業に力を入れてきました。

2020年には、イー・アソシエイツ株式会社(eA)を買収し、IR/SR分野でのDX化を進めてきました。このような背景から、多様化するニーズに応えるために、リンクアンドモチベーションとの提携が最適であると判断されたのです。

リンクアンドモチベーションの強み


リンクアンドモチベーションは、「モチベーションエンジニアリング」を基盤とし、企業の組織変革やIR支援に特化したビジネスを展開しています。年間600社以上の実績があり、大手企業から中小企業まで幅広くサポートを行っています。特にIR支援においては、コーポレートブランディングや統合報告書の作成を通じて、価値のある情報発信を支援している点が評価されています。

新たな展開と成長戦略


CCAは、今後リンクアンドモチベーションのもとで、自社の通信技術を駆使してIR/SRサービスの質を高め、顧客に高品質なサービスを提供していく計画です。多様化する顧客ニーズに応じたサービスポートフォリオの拡充を図り、企業価値の向上を目指します。

この譲渡は2025年8月1日を予定しており、売却株数は1,960株(49%)です。日立ハイテクは今後も企業の人的資本経営を支援し、持続可能な社会の実現に貢献するために、常に新しいビジネスモデルを模索し続けるでしょう。

日立ハイテクのビジョン


日立ハイテクは、「知る力で、世界を、未来を変えていく」というビジョンのもと、多様な分野で高付加価値ソリューションを提供しています。医療や半導体、環境など、幅広いビジネス領域で革新を追求し、持続可能な地球環境の実現に貢献することを目指しています。

具体的には、医用分析装置や半導体製造装置に至るまで、質の高い製品や技術を提供しています。今回の株式譲渡もその一環であり、より強固な事業基盤を築く事で、顧客や社会の期待に応えられる企業を目指します。詳細は、公式ウェブサイトでご確認ください。

会社情報

会社名
株式会社日立ハイテク
住所
東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
電話番号
03-3504-7111

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