京セラの新電動工具「リンクコントロールシリーズ」がグッドデザイン賞を受賞

株式会社京セラが受賞した新しい電動工具

京セラグループの京セラインダストリアルツールズ株式会社は、このたび、その革新的な電動工具「リンクコントロールシリーズ（Lシリーズ）」が『2025年度グッドデザイン賞』を受賞したことを発表しました。この賞は、公益財団法人日本デザイン振興会によって毎年授与されるものであり、デザインの優れた製品やサービスから選ばれます。

リンクコントロールシリーズは、金属加工業の現場のニーズに応えるために開発された新発想の電動工具です。特に、作業効率を高めるための技術的な工夫がされたこのシリーズは、ブラシレスモーターから制御回路を分離し、専用のケーブルを介して接続されるという独特の「リンクコントロール」構造が特徴です。これにより、工具の軽量化とコンパクト化が実現されました。

現場の生産性を向上

Lシリーズは、「コントローラー」「ケーブル」「工具」の3つのユニットに分かれており、利用者は作業ごとに最適な組み合わせを選べるため、非常に柔軟な運用が可能です。この設計により、作業の効率だけでなく、省エネルギーの面でも優れた効果を発揮します。例えば、従来の重たい電動工具と異なり、Lシリーズは軽量なヘッドを持ち、コントローラーが外部に分離されていることで、長時間の作業も快適に行うことができます。

審査委員の高評価を受けて

審査委員は、Lシリーズが提供する高い出力性能と負担軽減を両立している点を特に高く評価しました。特に金属加工の現場では、ハイパワーが求められる一方で、重さが作業者の負担となることが多いため、このような軽量で機能的な設計は非常に魅力的です。加えて、低騒音、コンプレッサー不要の効率性も相まって、作業コストの削減も期待できます。