2026年卒新卒就職人気企業ランキング発表
ミキワメが実施した2026年卒の新卒就職人気企業ランキングにおいて、総合商社が特に注目を集めています。本調査では、東京大学や慶應義塾大学などのトップ校の学生を対象に、夏季の人気企業を分析しました。以下、その調査結果の要点をまとめます。
ランキングの傾向
調査の結果、総合商社がトップ5を完全に占めるという現象が発生しました。特に、三菱商事が昨年に引き続き1位を獲得したことは、その人気の高さを示しています。さらに、丸紅が4位に上昇し、住友商事が5位にランクイン。5大商社がこのランキングにおいて重要な役割を果たしています。
一方で、コンサル業界も堅調です。野村総合研究所が8位をキープし、PwCコンサルティングが12位にジャンプアップしたことが印象的です。また、アクセンチュアも14位に入っており、前年のランキングと比較すると明らかな上昇を見せています。
IT業界では、NTTデータが16位にランクインし、富士通も49位に上昇しました。このように、IT分野は新たなシェアを獲得しています。
企業選びの重視ポイント
学生たちが企業選びで重視する要素についてのアンケート結果も非常に興味深いものがあります。回答者の中でキャリアゴールにおいてワークライフバランスが最も重視されているものの、その割合は減少しています。一方、将来的な高所得の見通しが最も重要に挙げられ、魅力的な製品やサービスが続きました。
また、30歳時の期待年収は昨年の865万円から大幅に増加し、930万円に達しました。1,000万円以上を希望する学生が41.4%にも上るというのも、今の就活生の厳しい現実を物語っています。
調査概要
この調査は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、京都大学などの12校の学生を対象に行われました。調査期間は2024年5月11日から7月2日。合同説明会やWEBアンケートを通じてまず約400社の企業をリストアップし、第一志望企業を選定してもらう形で得票数をランキング化しました。実際、有効回答は1,741名から集まりました。
まとめ
2026年卒の新卒就職人気企業ランキングにおいて、総合商社やコンサル、IT業界が躍進したことが明らかとなりました。特に、学生たちの所得重視の傾向は顕著であり、今後の就職市場にどのような影響を与えるのか非常に興味深いです。ミキワメが提供する情報は、企業とのマッチングに役立つ貴重なデータとして、今後も注目されそうです。