仕事と生活の調和をサポートする新たな試み
働く現代人において、仕事と生活のバランスを取ることは重要なテーマです。特に多様化する働き方やライフスタイルの中で、どのようにして心身の健康を維持しつつ効果的に働くことができるのかは、多くの人が共通して抱える課題と言えるでしょう。株式会社パソナセーフティネットはこの課題に対し、東京大学大学院医学系研究科と手を組み、新たな理論「ワーク・ライフ・クラフティング」を打ち出しました。
ワーク・ライフ・クラフティングの概要
ワーク・ライフ・クラフティングは、仕事と生活の調和を図るための新理論として、東京大学の櫻谷あすか特任講師によって提唱されました。この理論は、日常生活の中において小さな工夫を取り入れることによって、仕事と生活の良好な循環を生み出すことを目的としています。研修プログラムが開発され、従業員が自らの仕事と私生活を整えていく「日常実践型の調和支援アプローチ」が取り入れられました。
このプログラムでは、業務の工夫や生活のリズムの調整、役割の再整理など、日々できる小さな工夫を積み重ねていくことで、心理的健康やワーク・エンゲイジメントの向上を図ります。一見小さなステップでも、積み重なることで大きな変化をもたらすのです。
研修プログラムの背景
従業員の心の健康や仕事に対する満足度を向上させることは、企業にとっても重要な課題です。厚生労働省が推進している「仕事と生活の調和」や「健康保持増進」の流れの中で、企業には働きやすい環境の提供や従業員支援が求められています。パソナセーフティネットは、こうした社会的な責任を背景に、東京大学と連携し、「ワーク・ライフ・クラフティング」を実現に向けて動き始めました。
研究の目的と方法
この研究は、「ワーク・ライフ・クラフティング研修プログラム」がどのようにして心の健康や仕事と生活の調和に貢献するのかを明らかにすることを目的としています。現在、このプログラムは女性を対象に実施されていますが、将来的には性別に関係なく、全ての働く人々に適用できる内容に展開される予定です。
産学連携による具体的な支援
株式会社パソナセーフティネットは、EAP(従業員支援プログラム)の専門機関として、相談窓口やストレスチェック、カウンセリングなどのメンタルヘルス支援を行っています。一方、東京大学デジタルメンタルヘルス講座(DMH)は、科学的データと研究方法を提供する役割を担っています。この両者が協力することにより、理論と実践が組み合わさった質の高いプロジェクトが実現しています。
今後の展望
この研究で得られる成果は、学会での発表や企業向けの施策として活用される予定です。具体的には、働く全ての人がより良い仕事と生活のバランスを実現できるための施策と研修プログラムが展開されていく見込みです。今後は、ライフイベントやキャリアの継続を促進し、健康経営におけるウェルビーイング施策のさらなる拡充を目指します。このような取り組みが、より良い社会の実現に寄与することでしょう。
関連サービスのご案内
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