日本初!高齢者の財産管理をサポートする「スマート家族信託」
トリニティ・テクノロジー株式会社は国内初となる高齢者向けの財産管理サービス「スマート家族信託」を開発しました。このサービスは、超高齢社会における高齢者の資産管理をより安心かつ便利に行えるように設計されています。
日本は現在、世界でも類を見ない高齢社会に突入しています。日本の高齢者人口は過去最多の3,617万人に達し、総人口に占める割合は28.7%にもなります。さらに、2030年には認知症患者の数が830万人に達し、金融資産の規模も215兆円に達する見込まれています。このような状況により、認知症によって高齢者が財産を管理できなくなるリスクが高まっていることから、財産が凍結されることを防ぐ仕組みが求められています。
家族信託の役割
家族信託とは、高齢者が自分の財産の管理を信頼のおける家族や第三者に委託する制度です。これにより、認知症による意思表示の困難が生じても、財産の凍結を回避でき、安定した暮らしが維持可能になります。従来の成年後見制度では、裁判所の監督が求められますが、家族信託ではその必要がなく、家族内での財産管理が行えるため、よりフレキシブルな運用が可能です。
とはいえ、家族信託の設立には複雑な手続きが求められ、専門家への報酬が高額になることから、普及が進んでいない現状があります。
「スマート家族信託」の特徴
トリニティ・テクノロジーが開発した「スマート家族信託」では、以下の3つのメリットが提供されています。
1.
手間とコストの削減: スマート家族信託では、信託契約書の作成や各種手続きがシステム上でサポートされ、手間やコストを大幅に軽減できます。
2.
専門家による支援: 経験豊富な司法書士などの専門家が個別に相談を受け付け、必要なサポートを提供します。
3.
信託組成後の安心サポート: 信託設立後も資産管理について良好なサポートがあり、スマート家族信託アプリを通じて信託財産の管理が容易に行えます。
このアプリは、信託法に則った運用を行う道を提供し、いつでも専門家に相談できる機能も搭載されています。
今後の展望
トリニティ・テクノロジーは、2023年7月1日より「スマート家族信託」のアプリ利用を開始する予定です。この新たなサービスが全国的に普及することで、認知症患者およびその家族の生活の質を向上させることに寄与することが期待されています。
会社概要
株式会社名: トリニティ・テクノロジー
所在地: 東京都港区新橋2-1-1山口ビルディング5階
設立: 2020年10月30日
ウェブサイト:
トリニティ・テクノロジー公式
サービスLP:
スマート家族信託
このサービスによって、高齢者と家族の安心が広がることを願っています。