総務省「接続料の算定等に関する研究会」が開催 - 移動通信と固定通信の接続料問題を検証 -
総務省は、接続料の算定等に関する研究会(第90回)を令和6年11月19日(火)に開催します。今回の研究会では、移動通信分野と固定通信分野における接続料と利用者料金の関係について検証を行う予定です。
議題は、移動通信分野における接続料等と利用者料金の関係の検証の対象サービス等に関するヒアリングと、固定通信分野における特定卸電気通信役務の対象に関するヒアリングです。
近年、通信サービスの多様化や技術革新が進展しており、接続料制度のあり方が改めて問われています。総務省は、今回の研究会を通じて、接続料制度の現状と課題を分析し、今後の制度設計に向けて議論を進めていく方針です。
研究会はオンライン会議形式で行われ、傍聴を希望する方は、令和6年11月15日(金)12時までに傍聴登録フォームから申し込む必要があります。傍聴は音声のみでの参加となり、希望者多数の場合は、制限される可能性があります。
接続料は、通信事業者が相互に回線を借用する際に支払われる料金です。移動通信事業者と固定通信事業者間、あるいは固定通信事業者同士で、接続料が発生します。接続料の額が利用者料金に影響を与えるため、適切な接続料制度の構築は、通信サービスの料金面だけでなく、競争環境や消費者利益にも影響を及ぼす重要な課題です。
総務省は、今回の研究会を通じて、移動通信分野と固定通信分野における接続料の現状と課題を分析し、今後の接続料制度のあり方について議論を進めていく予定です。今後の議論の進展に注目が集まります。