フリュー、AIレタッチソフト『FURYU retouch』WEB版の発売決定
フリュー株式会社は、2025年春に新たに登場するAIレタッチソフト『FURYU retouch』のWEB版を発表しました。この新機能は、ユーザーが自宅や好きな場所で写真編集を行えるように設計されています。これにより、スタジオやカメラマンにとっても、接客効率が向上することが期待されています。
## 導入背景と反響
新しいWEB版は、2023年6月にサービス提供を開始した『FURYU retouch』の進化版です。2024年6月には株式会社アスカネットと販売契約を締結し、同時期に開催された業界展示会で多くのお客様から好評を得ました。しかし、写真スタジオやカメラマンからは、ユーザーが再訪しなければならないことや、専用端末でしか利用できない制約について懸念の声も寄せられていました。
WEB版がもたらす新たな利便性
新しいWEB版は、こうした課題を解決します。結婚写真を後から自宅で編集したり、前撮り後にシェアラウンジで再編集が行えるなど、利用者は自分の好きなタイミングや場所で操作できます。これにより、スタジオの拘束時間も減少し、両者にとって便利な環境が整います。
また、2025年1月からは順次テスト運用が実施され、実際の販売は春を予定しています。ユーザーはこれにより、より柔軟に写真の仕上がりを調整できるようになります。
『FURYU retouch』の技術的特徴
本ソフトは、フリューが持つプリントシール機での技術を応用して開発されており、自然に映えるレタッチが可能です。レタッチ設定の組み合わせは694万通りにも及び、ユーザーは直感的に操作できます。自分のスタイルや個性を反映した写真を作成できるこのプロセスは、これまでの写真編集とは一線を画します。
具体的には、顔や体の調整、目元やメイクの設定、さらに写真全体の明るさを変更することができます。各項目の調整は5段階から選べ、事前に設定したレタッチ内容を最大5枚の写真に一括適用できる機能もあります。この効率的な作業により、スタジオの労力が大幅に軽減されるでしょう。
自然な仕上がりを追求
『FURYU retouch』は、単に数字の上での編集を行うのではなく、被写体の個性を大切にした自然な仕上がりを目指しています。スタジオ向けに開発されているため、特別な衣装や髪型を損なうことなく、ユーザーが望む限り自然な姿として表現されることを心がけています。
スタジオの効率向上
このソフトを導入することにより、従来スタジオ側が手作業で行っていたレタッチ作業をユーザーが自主的に行えるようになるため、作業時間が短縮されます。これにより、スタジオでの業務がスムーズに進むだけでなく、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
2025年春のWEB版リリースに向けて、フリューは現在開発を進めています。今後の展開にぜひご期待ください。