京都発、アフリカンプリントの魅力
株式会社AFURIKA DOGSが開発した、現代アフリカを代表するポップアート「ティンガティンガ」を基にした布が話題を呼んでいます。この布は、特に京都で染色加工されたもので、2025年の大阪・関西万博に出展される予定です。アフリカ布の輸入販売から起業家支援まで多くの事業を展開するSameは、アフリカの芸術文化を日本に広める取り組みを進めています。
ティンガティンガアートの背景
ティンガティンガアートは、東アフリカ・タンザニアの街角で生まれたという、非常にユニークなアートスタイルです。創始者のエドワード・S・ティンガティンガが建築現場の廃材を利用して描いたことからスタートしたこのアートは、その明るい色使いや独特なスタイルで瞬く間に人気を博しました。現在は、彼の甥であるマイケル・レヘムが継承し、多彩な作品を生み出しています。
京都での挑戦:Kyo Print(R)
AFURIKA DOGSは、マイケル・レヘム氏が描いたアートをデジタル化し、京都の伝統を生かした染色技術「Kyo Print(R)」を用いて布に落とし込みました。このプロセスにより、ティンガティンガアートが京都の文化と見事に融合し、他に類を見ない独自のアフリカンプリントが誕生しました。具体的には、長さ50cm、幅112cmの生地が税込1,650円でオンラインストアにて販売されており、さらなる需要が見込まれています。
大阪・関西万博への出展
2025年大阪・関西万博では、このティンガティンガ布がアフリカ文化を紹介するブースに展示される予定です。同社は万博に向けて、アフリカ的な視点を基にした様々な企画を続々と考えています。オンラインストアでは、万博に向けた販売を進めるとともに、アフリカ地域の研究者や学生、ビジネスパーソンたちが集まるイベントの開催も予定しているようです。
マイケル・レヘム氏の活動
マイケル・レヘム氏は、1973年にタンザニアで生まれ、早くからペインターとしてのキャリアをスタートしました。彼の作品は国内外で高く評価され、スイスのデザインコンペでの優勝を皮切りに、上海万博や愛・地球博など多彩な舞台で注目を浴びています。近年は、日本全国での催事参加やアートワークショップを通じて、母国タンザニアのアートと文化を広め続けています。
さらなる展望
AFURIKA DOGSは、京都に根ざした取り組みを続けながら、アフリカのクリエイティブな視点を日本の生活やビジネスに取り入れるアイデアを展開していく予定です。
今後の進展や新たな取り組みについては、同社のSNSアカウントを通じて随時情報を発信するとのことです。アフリカと京都が交差する時を、ぜひお見逃しなく!