森永乳業が新たに挑む!粘度可変型流動食「わのか(和の奏)」の誕生
2025年7月18日、森永乳業クリニコが新しい流動食「わのか(和の奏)」を発売します。この商品は、同社にとって初めての粘度可変型流動食として注目されています。
新たな試み
森永乳業は1979年に国立がんセンターの医師と共同で開発を進め、その後様々な流動食を世に送り出してきました。これまでの流動食は、主に液体、半固形状、またはとろみ状の形態でしたが、「わのか」は液体が酸に出会うことでその物性が変化するという新しい特長を持っています。これにより、体内での栄養吸収がよりスムーズになることが期待されます。
特徴的な設計
この流動食は、液体の利便性とろみ状の栄養素の吸収の良さを兼ね備えています。ペクチンとカゼインのダブルパワーによって、少量の酸でも効果的に粘度を高められる設計です。これにより、医療・介護現場で安心して使用できるだけでなく、患者さんやそのご家族の身体的負担や心理的な不安を和らげることを目指しています。
商品の栄養成分
「わのか」は、長期摂取を見据えたPFCバランス(たんぱく質、脂質、炭水化物の割合)が16:23:61に設定されています。カロリーは0.6kcal/mlと0.8kcal/mlの2種類が用意され、100kcal当たりにはたんぱく質4.0g、EPA13mg、DHA50mg、カルニチン10mg、食物繊維2.0g、さらにはシールド乳酸菌が17億個含まれています。この乳酸菌は、森永が厳選した菌株から生まれており、健康をサポートする力があります。
パッケージデザイン
商品名「わのか」には、日本の伝統や文化を感じさせる要素が込められています。パッケージデザインには、草木や藤の花にインスパイアされた落ち着いた色合いが使われており、利用する方の心を和ませる工夫がされています。
今後の展開
この「わのか」は、まず医療・介護施設向けに先行発売される予定ですが、一般発売の日程や価格はまだ未定とのことです。これまでの流動食の歴史を振り返ると、「わのか」は森永乳業クリニコの新たな挑戦であることが理解できます。
まとめ
森永乳業クリニコは、健康をサポートするための革新を続けています。「わのか」という新しい流動食は、医療や介護の現場において多くの方々に役立つことが期待されています。今後の動向にぜひ注目しましょう。