シンガポールで開催の展示会「Big Data & AI World Asia 2024」にベクストが出展へ

シンガポールで10月に開催される「Big Data & AI World Asia 2024」に、テキストマイニングの専門企業であるベクスト株式会社が出展します。この展示会は、データとテクノロジーのリーダーたちが集まり、ビッグデータとAIの最新の活用法を紹介する大規模なイベントです。開催日は2024年10月9日から10日の2日間で、場所はマリーナベイ・サンズです。

「Big Data & AI World Asia 2024」は、アジア太平洋地区における重要なテクノロジーイベントであり、500以上の企業が出展する予定です。昨年の開催時には約24,000人が来場し、データやAIの力を活かしたビジネスの変革や効率化が語られました。ベクストもこの中で、新たな技術や製品を発表する機会を得ました。

ベクストが披露するのは、多言語対応の新製品「VextGEM powered by Gemini(β版)」です。この製品は、生成AI技術とテキストマイニングを活用したVoE（Voice of Employee）分析ツールで、コンタクトセンターや営業部門での音声データ解析を行います。音声データをアップロードするだけで、使用される言語を事前に設定しなくても、多様な分析を自動で実行することができます。これにより、通話内容を高精度で把握し、営業戦略を導き出すことが可能になります。

具体的には、自動要約機能が通話内容を把握し、トークパターン分析が話題遷移を解析します。これにより、成功する通話に含まれるセールストークのノウハウを明らかにし、営業効率を高めることができます。この新製品は2024年10月10日よりリリースされ、MicrosoftのAppSourceとAzure Marketplaceで無償試験分析が可能です。製品版は来年に登場予定です。

展示会の詳細は公式サイトから確認できます。また、ベクストは、10月10日には「Voice of Innovation: Unveiling Vext's AI-Powered Sales Talk Visualization Tool」というタイトルで講演も行います。講演では、ベクストの取締役開発部部長や主任開発者が登壇し、新製品についての詳細を紹介します。

ベクストは、1996年にスタートし、2013年には独立して現在の形になりました。同社は、自動要約やFAQレコメンデーション、VoC（Voice of Customer）分析など、700社以上の企業に向けたテキストマイニングソリューションを提供しています。最新技術を駆使し、さまざまな業界で信頼されるパートナーとしての地位を確立しており、今回の展示会もその成果を示す大きな舞台となるでしょう。

この展示会は、報道関係者やビジネスリーダーにとって、新たな知見を得る貴重な機会でもあります。データとAIの未来を感じ取りたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。