英語とコンピュータサイエンスの融合
福岡県とシアトルで新たなオンライン学習サービス「英語で学ぶコンピュータサイエンス」が開始されました。この取り組みは、英語を学びながらITの基礎を体験できる機会を提供します。これにより、物理的な距離を乗り越えることができ、世界とつながる感覚を育てることが期待されています。
「英語で学ぶコンピュータサイエンス」の背景
本プロジェクトは、シアトルの非営利団体『Seattle IT Japanese Professionals』による試みで、2018年にシアトル、熊本、札幌、福岡を結んだワークショップからスタートしました。主に福岡では、Kids Code Clubによって実施され、飯塚市教育委員会のおかげで多目的ホールで開催されています。これまでのプログラムは、コンピュータサイエンスや英語の理解を深めるだけでなく、挑戦することの楽しさを伝えることを目的としてきました。
ワークショップを通じて、お子さんたちは他地域の仲間と触れ合い、新しい価値観や友達を得る貴重な経験をしています。このような国際的な交流を通じて、子どもたちに広い視野を持たせることが、今後の社会で必要なスキルを育成するための大切な一歩です。
ポイントシステムの導入
九州地区でのワークショップでは、参加した子どもたちに独自のポイントが配布され、メンターや友達へメッセージ付きでポイントを贈り合うことができるシステムが導入されています。この方法により、初めて会う子ども同士が自然と交流し、お互いの経験を共有し合える環境が生まれました。このような体験を通じて、参加者同士の絆が深まる様子が伺えます。
オンライン学習カリキュラム
今回のプロジェクトでは、場所にかかわらず参加できるオンラインカリキュラムを提供し、国内外のさまざまなキッズが一つの環境で学び合うことを目指しています。この新しい試みは、福岡のみならず日本全体、さらには国際的な交流も促進するものと期待されています。
STEAM学習プラットフォームとしての役割
このプログラムは、Kids Code Clubのポイントシステムにより、学びの過程で得た知識や経験を報酬に変える仕組みを提供しています。これにより、子どもたちは興味を持って学びを深めつつ、経済的なインセンティブも得られます。教育と経済が切り離せない現代において、親しみやすく自由な学びを推進することを目指しています。
これまでの実績
この取り組みはすでに数回のワークショップを経ており、参加者の反応も良好です。以下に、過去の実績をまとめました。
日時:2018年4月22日
場所:福岡県飯塚市
- - 第2回:サーチ・ソートアルゴリズムについて学ぼう
日時:2018年6月17日
場所:福岡県飯塚市
日時:2018年10月18日
場所:飯塚市役所
日時:2018年11月18日
場所:飯塚市役所
日時:2018年12月16日
場所:飯塚市役所
このように、『英語で学ぶコンピュータサイエンス』は単なる学びの場にとどまらず、子どもたちがグローバルな視野を持つことを促進する重要な枠組みです。今後も、シアトルと福岡、そしてさらに多くの地域での展開が期待されます。