札幌でAI医療実証
2026-01-19 10:13:23
AIによる診療記録の効率化 札幌での取り組みがスタート
JCHO北海道病院のAIカルテ下書き実証開始
厚生労働省の支援を受け、JCHO北海道病院がAIを題材とした新しい診療記録の実証実験を開始しました。患者との対話を重視したこのプロジェクトは、医療従事者の作業負担を軽減し、診療の質向上へとつながることが期待されています。
1. 背景
近年の医療現場では、医師の長時間労働が問題視されています。その中でも、カルテへの記入作業は特に負担が多く、医師が患者と向き合う時間を減少させています。これを受けて、JCHO北海道病院は厚生労働省のICT機器を利用したモデル医療機関としてのプロジェクトに応募し、この取り組みが採択されることとなりました。
2. 実証実験の概要
この実証実験では、診察室での会話をAIにより迅速にテキスト化し、生成AIを活用してカルテの草案を作成する仕組みを導入します。具体的には、ナイストドコモビジネスのスマートフォンとプレシジョンのAI音声認識システム「今日のAI音声認識」を使用します。さらに、シーエスアイが提供する電子カルテシステム「MI・RA・Is V」と連携し、院内のセキュアな環境で記録の一貫した処理を行います。
3. 期待される成果
この取り組みにより、医師のカルテ作成にかかる時間を大幅に短縮し、患者との対話に充てる時間を増加させることが目標です。実際に、別の医療機関での実験では、AI音声認識を用いた診療の結果、待ち時間が20%以上短縮されたとのデータも報告されています。これにより、患者は効率的に診療を受けられると同時に、医療従事者にとっても業務の運営がスムーズになります。
4. 医療DXの実現
本プロジェクトは、スマートフォンを使ってAI音声認識を行い、誰でも使いやすい環境を整備することで、場所にとらわれない医療サービスの提供を可能にします。従来の固定された医療の枠を超えた新しい形態の医療が実現することで、地域医療が一層進化することが期待されます。
5. 今後の展望
JCHO北海道病院は、シーエスアイやプレシジョン、NTTドコモビジネスと協力し、本実証実験を成功させつつ、看護記録やリハビリ記録などの他の業務への展開も視野に入れています。また、本取り組みを全国の医療機関にも広げ、医師の働き方改革にも寄与することを目指しています。
終わりに
医療記録の効率化は、辛いながらも多忙な医療従事者の負担を軽減し、患者中心の医療の実現につながります。今後の進展に注目です。
会社情報
- 会社名
-
独立行政法人地域医療機能推進機構 北海道病院 株式会社プレシジョン 株式会社シーエスアイ NTTドコモビジネス株式会社
- 住所
- 電話番号
-