佐倉市の魅力を再発見！『城下町佐倉絵図集成』の刊行

佐倉市を彩る歴史の魅力

千葉県佐倉市は、2024年に市制施行70周年を迎えます。これを記念し、佐倉城を描いた豊富な絵図を収録した書籍『城下町佐倉絵図集成』が新たに刊行されました。この書籍は、佐倉の歴史と独自のアイデンティティを再発見するための貴重な資料です。

書籍の特長

『城下町佐倉絵図集成』では、佐倉城とその城下を描いた貴重な絵図が多数掲載されています。佐倉は房総最大の藩として発展してきた地域であり、その歴史の中で多くの絵図が残されていることが知られています。特に、城主の交替が多かったため、資料が全国に散らばっており、その収集や研究は困難を極めました。この課題を乗り越えて、佐倉市が行った調査の成果がこの一冊に凝縮されています。

目玉は城郭考古学者・千田嘉博氏の論考

本書には、「お城博士」として名高い城郭考古学の第一人者、千田嘉博氏による最新の論考が収められています。また、佐倉市史編さん委員会の川名禎氏と岩淵令治氏によるコラムも加わり、佐倉城とその絵図に関する深い知識が提供されています。これにより、読者は単なる絵図の鑑賞にとどまらず、歴史的な背景や考察を通じて、さらに深く佐倉の魅力を楽しむことができます。

購入方法と販売場所

書籍は、以下の場所で購入可能です:

- 夢咲くら館
- 国立歴史民俗博物館ミュージアムショップ
- 佐倉武家屋敷
- 旧堀田邸
- 佐倉順天堂記念館
- 佐倉市内各出張所・派出所

また、書籍は郵送でも購入できます。詳細は佐倉市の公式ウェブサイトを参照してください。

パネル展の開催

書籍の刊行を記念して、パネル展「佐倉城を描く。城下町を描く。」も実施されます。第1期は夢咲くら館で、2024年11月19日から12月6日までの期間中に開催されます。第2期はイオンタウンユーカリが丘で、12月10日から1月31日まで開催される予定です。これを通じて、さらに多くの市民や訪問者が佐倉の歴史を理解し、楽しむ機会となるでしょう。