栗の町・小布施から届く新しい香り「霧想」の魅力とは
長野県小布施町は、栗の名産地として知られ、その栗を使った新商品「飾るお香・霧想(むそう)」が注目を集めています。廃棄される栗皮を原料にしたこの商品の開発は、地域の美しい文化と環境配慮を融合させた素晴らしい試みです。
廃棄された栗皮の再利用
「霧想」は、廃棄される栗皮を使い、栗の葉の形を模した飾るお香です。このプロジェクトは、小布施町に拠点を置く「小布施ローカルプロデュース」から生まれました。栗の町としての歴史を持つ小布施町は、江戸時代からの文化的背景を活かしながら、新しい価値を創造する取り組みを進めてきました。
ソーシャルグッドへの挑戦
現在、この「霧想」は、ソーシャルグッド特化型クラウドファンディング「For Good」にて、2025年11月30日までの期間限定で販売が行われています。このプロジェクトでは、新商品を通じて、地域の魅力を広め、環境保護の大切さを伝えようとしています。プロジェクトページは
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クリエイターとのコラボレーション
「霧想」は、日本の伝統文化とフランスの調香技術を融合させたブランド「東京香堂」と、詩的なデザインを追求する「POETIC CURIOSITY」とのコラボレーションによって生まれました。東京香堂は、1935年に東京で創業され、線香専門店としての高い技術を誇ります。香りの設計は、フランス・グラースでの経験を持つペレス夫妻によって行われ、独自の香りが導き出されています。
一方、POETIC CURIOSITYは、東京藝術大学と英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの出身者によるデザインスタジオで、斬新な視点でものづくりを行っています。彼らのセンスが加わることで、霧想は単なる香りではなく、アートとしても楽しめるものとなっています。
クラウドファンディング限定の体験プラン
「霧想」プロジェクトのイチオシは、1泊2日の「小布施の全力おもてなしプラン」です。この特別なプランでは、地域の文化を深く体験できる内容が盛り込まれています。たとえば、小布施の前町長が栗と小布施の歴史について語りながら、栗菓子工場を見学することができます。この貴重な体験を通じて、地域の人々の思いや歴史を直接感じることができます。
また、本プランでは、霧想の作り手と共に、静寂に包まれた玄照寺での坐禅体験も楽しめます。歴史ある本堂での坐禅と共に、焚かれる栗皮のお香の香りを感じることで、「小布施の時間の流れ」をしっかりと体感することができるでしょう。
結論
小布施町の「霧想」は、地域の魅力を未来に伝えるための新たなチャレンジです。日本の伝統と現代のデザインが融合した魅力的なお香を通じて、小布施の文化と自然に思いを馳せる時間を提供してくれることでしょう。この嬉しい香りを、ぜひあなたの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。