ENECHANGEが位置情報技術「what3words」を導入
ENECHANGE株式会社が運営するEV充電スポット情報サイト「EVsmart.net」に、位置情報技術システム「what3words」が導入されることが発表されました。この新技術は、世界を3メートル四方に区切り、それぞれの区画に固有の3つの単語を付与することで、ユーザーが正確な位置を簡単に検索したり共有したりできるというものです。この機能追加により、EVユーザーは充電スポットの位置をより明確に把握できるようになります。
課題を解決する「what3words」
EV充電スポットの利用においては、多くのユーザーから「施設の住所は分かるが、実際の充電器の位置が分かりにくい」といった声が寄せられていました。特に、商業施設や立体駐車場内の充電スポットでは、対象の場所を見つけるのが難しかったのです。このため、よりスムーズに充電スポットを探す手助けとなる「what3words」の導入は大きな意味を持ちます。
EVsmart.netでの座標情報をカーナビやスマートフォンに転送する際にも、通常は住所や地図アプリを介する必要があり、手続きが煩雑になっていました。この新機能を活用することで、ユーザーは3つの単語を使って直接正確な場所を指定できるようになり、充電スポットの便利さが大きく向上します。
「what3words」の受益
「what3words」は、特にチャットアプリや音声入力を通じた位置情報の共有に適しているため、多様なシーンで利用が進むことが期待されています。例えば、商業施設内の充電スポットを友人に教える場合や、カーナビに位置情報を送信する際に、住所を入力する煩わしさがなくなります。加えて、充電スポットの詳細ページには「what3wordsアドレス」が表示されるため、EVユーザーが充電スポットを見つけやすくなるでしょう。
EVsmart.netの進化と今後の展望
「EVsmart.net」は、日本全国のEV充電スポットを網羅的に掲載しており、リアルタイムで充電器情報や口コミ、ルート検索機能を提供しています(2025年データによると、登録された急速充電器は9,124件、普通充電器は14,817件)。ENECHANGEでは今後も機能改善に取り組み続け、EVユーザーの利便性向上を目指します。
ENECHANGE株式会社について
ENECHANGE株式会社は「エネルギーの未来をつくる」というミッションを持つテクノロジー企業で、脱炭素社会を目指してデジタル技術を活用しています。2015年に設立され、2020年には東証マザーズに上場(現在は東証グロース市場)し、エネルギーの自由化やデジタル化の分野で急成長を見せています。イギリス・ケンブリッジにルーツを持ち、エネルギーデータ解析技術とグローバルネットワークを基にしたビジネスモデルを展開しています。
所在地は東京都中央区京橋で、公式サイトは
こちらです。