アビタスとウィンリッヂが新しく開始した「アジア高度IT人材採用支援プロジェクト」は、日本の企業が切実に求めているIT人材の不足を解消するための取り組みです。現在、日本国内では17万人以上のIT人材が不足していると言われており、2030年までにはその数が78.9万人に達すると予想されています。このプロジェクトは、アジアから優秀な人材を呼び込み、短期間で日本国内で即戦力として活躍できるよう育成することを目的としています。
プロジェクトは、アビタスの関連会社である「東京中央日本語学院(TCJ)」が持つ日本語教育のノウハウと、ウィンリッヂのIT人材育成の実績を融合させて行われます。具体的には、中国で厳選したIT専攻の大学生を対象に、ビジネス日本語やプログラミング、プロジェクト管理などを教えられます。選抜された学生は、2016年10月に中国・大連で実施される選抜試験を経て、2017年の春には日本での育成プログラムを受ける予定です。
特長
このプロジェクトは、いくつかの特長を持っています。
1.
経済産業省の方針との整合性
日本政府が2015年3月に打ち出した「高度外国人材の受け入れ促進」の方針を支持し、日本における高度IT人材の不足に対応します。アジアでの学生選抜から、ビジネス環境に適応した人材育成を目指すこのプロジェクトは、特に日本のIT業界にとって意義深いものとなります。
2.
短期間での教育プログラム
プロジェクトは短期間で実施されるため、迅速に必要なスキルを学生に習得させ、日本のビジネス環境に馴染む即戦力人材を育成します。現地研修を経て、日本でビジネスマナーやIT日本語の講座を受けることで、就業に向けた準備も整います。
3.
ワンストップのサポート
ウィンリッヂは中国の人材ビジネスにおいて豊富な実績を持ち、アビタスは日本企業への高水準な紹介を行っています。この2社の連携により、学生選抜から就職あっせんまでのプロセスをワンストップで支援し、高品質な人材を確保します。
対象者
このプロジェクトでは、中国の大連にある大連理工大学、大連海事大学、および大連交通大学の学生が対象です。IT専攻や日本語検定1級レベルのスキルを持つ30名の学生が選ばれる予定です。一方、日本企業は中国人の高度IT人材を採用したい企業であれば、どのような業種でも参加可能です。
事業目標
このプロジェクトの第一歩として中国から始まりますが、最終的には2020年までに100人規模のアジア人学生を育成することを目指しています。アビタスはその後もプロジェクトを拡大し、さらに多様な国からのIT人材を日本に導入することで、日本のIT業界への貢献を果たす考えです。
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お問合せ先
アビタスキャリアセンター 担当:田島
TEL:03-3299-3666
Mail:
[email protected]
プロジェクトの進行が期待される中、多くの企業が参加を希望しています。アジアからのIT人材の流入が、日本のビジネス界に新たな息吹をもたらす日を心待ちにしています。