AIによるスタートアップ連携でビジネス共創を加速する新しい仕組み
最近、株式会社テイラーワークスと株式会社ユーザベースが提供する「スピーダ スタートアップ情報リサーチ」が連携し、AIを活用したビジネス共創の仕組みが始まることが発表されました。このプロダクト連携は、国内のスタートアップとの効率的なビジネスマッチングを実現し、企業のニーズに応じた最適なパートナーの選出や具体的なビジネスアイデアの創出を自動化します。
背景
昨今のビジネスシーンにおいて、オープンイノベーションやビジネス共創が重要視されていますが、従来の手法では適切なパートナーを見つけ出すことが困難でした。多くの企業は、ニーズと合致するスタートアップを見つけるプロセスに膨大な時間とリソースを費やしています。この新たな連携により、約2万社のスタートアップ情報を解析し、適切なパートナーを見つけ出すことが可能になります。
スピーダ スタートアップ情報リサーチとTAILOR WORKSの流れ
1.
ニーズとシーズの効率的な収集
顧客や自社が抱える課題やニーズを、Webサイトやヒアリング履歴、アンケートを通じて収集し、AIによって解析します。これにより、各種ビジネス要件に応じたスタートアップの情報が整理され、利用者はより正確に求めるデータにアクセスできます。
2.
最適なスタートアップの自動選出
約2万社のスタートアップデータから、AIが自動的にビジネスニーズに最も適したパートナーを選出します。この自動選出プロセスが、従来の手動作業に比べて時間と労力の大幅な削減につながります。
3.
ビジネス共創のアイデア創出
スタートアップが持つ技術やサービスと、ユーザーや自社の課題をAIが解析し、具体的なビジネス共創アイデアを提案します。これに基づき、実際の提案やフィードバックが行われることで、PDCAサイクルを実現します。
今後の展望
テイラーワークスの代表取締役CEO、難波弘匡氏は「AIの急速な普及によって、ビジネスのプロセスが根本的に変わりつつある」と述べています。彼によれば、ビジネスパーソンとAIの融合が進むことで、オープンイノベーションにおけるパートナー選定やアイデア創出の質が向上することが期待されています。さらに、国内スタートアップだけでなく、海外のスタートアップとの連携も視野に入れ、ビジネス共創の可能性をより広げていく方針です。
この取り組みは、金融機関やコンサルタント、プラットフォーマーにとっても大きな注目を集めており、各企業が求めるニーズをもとにした新たなビジネスチャンスを生み出すことが期待されています。
企業情報
設立: 2008年4月1日
所在地: 東京都千代田区丸の内2-5-2三菱ビル
公式サイト
設立: 2018年5月
所在地: 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39F
公式サイト
この新しいプロダクト連携により、企業が抱える課題に対処し、新たなビジネスを創出するための道が広がります。今後の成果が大いに期待されます。