RePlayceとアルファドライブが高校生向けビジネス教育の動画制作を開始

中高生のキャリア探究を推進する株式会社RePlayceは、今回、株式会社アルファドライブと連携して日本政策金融公庫の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に関する動画制作業務を受託しました。このプロジェクトは、高校生・高専生を対象に創業意欲を高めることを目的としており、授業用の動画や教材、教員向けの専用ページを制作し、全国の学校での教育実施を支援することを目指しています。

プロジェクトの背景

日本政策金融公庫は平成25年度から毎年、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催し、創業マインドの向上を促す取り組みを進めてきました。この取り組みは年々拡大しており、令和6年度には約500校で出張授業が実施される予定です。しかし、出張授業のみでは限界があり、そのため新たな教育コンテンツが求められていました。そこでRePlayceはアルファドライブと連携し、教員が常に利用できる動画教材の制作に乗り出しました。

制作する動画コンテンツ

今回のプロジェクトでは、基礎編、中級編、上級編の合計15本の授業用動画を制作します。これには「ビジネスプラン作成の意義」や「ビジネスアイデア発想法」、「マーケティング戦略」といったビジネスプラン作成において重要なスキルが含まれ、参加する学生に対し高度な学習機会を提供することを目指しています。映像には効果音や視覚的演出を取り入れ、テキスト教材では具体的なシーンや例を用いることで、学生が興味を引きやすい形に仕上げています。

参加型授業設計

このプロジェクトでは、学生が自分事として捉えられる授業構成を重視しています。従来の知識伝達型ではなく、学生自身が思考し発表することを推奨し、問われることによって考える習慣を育成します。受動的ではなく、能動的な学習参加を促すためにワークショップ形式の課題解決体験を組み込んでいます。これにより、身近な課題をビジネスチャンスとして捉えられるような視点を身につける機会を提供します。

教員支援と負担軽減

このプログラムは、アントレプレナーシップ教育の経験がない教員でもスムーズに授業を行えるように詳細な進行ガイドとワークシートを整備しています。全国38校以上での実施経験から得たノウハウを反映させ、具体的な指導要領を用意することで、教育プログラムの再現性を高めます。これにより、教員の専門性に依存しない、質の高い授業が可能になります。

今後の展望と連携体制

RePlayceは株式会社アルファドライブとの連携を通じて、同社の豊富な事業開発の実践知を教育コンテンツに取り入れていきます。また、アントレプレナーシップ教育分野でのさらなる強化を図り、次世代の創業マインドを育てる活動に引き続き貢献していく予定です。加えて、全国の学校との連携を深めることで、若い世代の探究心を育むサービスの充実を進めていきます。RePlayceは、「今の教育のあり方をアップデートする」ことをミッションに掲げており、未来の教育のあり方を探求していきます。