村上春樹が贈る「ポール・サイモンの魅力」を再発見する特別番組

村上春樹が案内する「ポール・サイモン・ソングブック」

日曜日の夜、リスナーは一世を風靡したアメリカ音楽の真骨頂、ポール・サイモンの美しいメロディーに耳を傾けます。作家でラジオDJの村上春樹がパーソナリティを務める『村上RADIO』は、12月29日（日）19時から第70回放送を迎えます。

この回では、サイモン&ガーファンクルとして知られるポール・サイモンの特集が組まれています。彼は1960年代から70年代にかけて、アート・ガーファンクルと共に音楽シーンを席巻し、今もなお多くのファンに愛されています。村上さん自身も高校生時代にサイモン&ガーファンクルの曲を聴いており、特に当時のリアルタイムの体験とその感動を語ります。「今まで聴いたことがない音楽だ」と感じた彼の言葉からも、サイモンの音楽への深い思い入れが窺えます。

「音楽が持つ力」

村上春樹は音楽を通じてその時代や文化を再考し、聴くことの楽しさと共に音楽が持つ力をリスナーに伝えます。静かに流れる美しいメロディーが、時代の波に溺れることなく、聴く者の心に不思議なくらい鮮やかに響いていると彼は言います。この特集を通じて、私たちはポール・サイモンの芸術性、歌詞の深さ、独特のアレンジを再発見することができます。

にわかには協調しきれない二人のデュオが魅了した時代背景や、若者と大人たちが彼らの音楽にどう向き合っていたのか、その情景を描くことで、聴く人々は彼らの音楽の新たな側面に気づくことでしょう。

放送内容の詳細

今回の放送では、サイモン&ガーファンクルの楽曲を中心に、村上春樹が語る曲の背後にあるエピソードや、彼自身の思い出を交えながら進行されます。「サイモン＆ガーファンクルが果たした音楽の影響力は、他のバンドやアーティストに比べると目立たない」と村上は指摘しながらも、彼らの独創性と持つ力に光を当てます。

各局、特にTOKYO FMを通じてフルネットが展開されるこの番組は、放送開始から55分間の音楽とおしゃべりの見事な調和を楽しむことができます。リスナーの方々を引き込む魅力的な内容が盛りだくさんで、毎回が特別な体験となります。

放送の最後には村上春樹からリスナーへメッセージがあり、「ポール・サイモンのメロディーは時代を超え、僕たちの心に響き続ける」と力強く伝えます。そのメッセージを受けて、聴く人々は自らの音楽との関係を深め、一夜限りの感動に浸ることでしょう。