生態系と人間の新しい関係を考える「害蟲展 season6」
身近に存在する害虫、普段は悪者扱いされがちな彼らですが、実は生態系に欠かせない役割を持っています。この度、東京と大阪で開催される「害蟲展 season6」では、こうした生物の美しさや有益な側面に焦点を当て、私たちの生活環境と彼らの関係について再考するきっかけを提供します。
展示の趣旨
この展示は、生命の循環や存在意義について新たな視点を持つことを目指しています。人間の生活圏において、害虫と呼ばれる生物はしばしば不都合な存在として駆除の対象となりますが、科学的には彼らには重要な役割があることを理解すべきです。私たちと自然が共存するためには、どのように「棲み分ける」ことができるのか、一緒に考えてみませんか?
開催情報
今回の展覧会では、東京会場として「MATERIO base」、大阪会場には「箕面公園昆虫館」が選ばれています。
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会期: 2025年8月23日〜9月11日(休館日: 月・火)
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住所: 東京都中央区東日本橋3-11-12
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時間: 13:00〜20:00
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MATERIO base 公式サイト
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会期: 2025年9月17日〜9月29日(休館日: 火)
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住所: 大阪府箕面市箕面公園1-18
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時間: 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
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箕面公園昆虫館 公式サイト
コンセプトと作品紹介
展覧会では、「害虫や害獣」とされる生物の美しさや存在意義を訴求するために、数多くのアーティストが作品を応募しました。審査を受けた作品から選ばれた優秀なものを展示します。
- - 小川華子 氏の『bugs’ emotions』: 自身の苦手な昆虫に向き合うことで、マダニの美しさを見出した作品。
- - 鈴木藤成 氏の『青い仮面』: 人間の営みの中でカメムシたちが住処を見つける様子を描いた作品。
アートを通じて、美しい生態系と私たちの関わりを新たに考える機会を得られます。この展示を通じて、環境保全や駆除のあり方にも新たな視点が生まれることを願っています。
まとめ
「害蟲展 season6」は、ただの展示にとどまらず、生態系の重要性や地球環境の保全について私たち一人一人が考えるきっかけにして欲しいと考えています。生物の美しさやその存在理由について、知識を深める絶好のチャンスです。ぜひ、足を運んでみてください。