次世代自動倉庫「Nano-Stream」始動
2026年6月16日、千葉市緑区の地区宅便第2ロジスティクスセンターにて、株式会社地区宅便と株式会社ROMSの連携により、セイノーグループ初の次世代自動倉庫「Nano-Stream」の導入セレモニーが行われました。この装置は現代の物流業界が抱える「EC需要の拡大」と「人手不足」という課題に対抗する強力なソリューションとして位置付けられています。
自動倉庫「Nano-Stream」とは?
「Nano-Stream」は、最新の技術を駆使した高密度保管と自動搬送を組み合わせた自動倉庫システムです。これにより、従来に比べ約3倍の保管効率向上を実現し、作業人員の削減は約25%見込まれます。また、この技術はピッキングや配送作業の効率化を図ることで、小荷物やEC配送のニーズにも柔軟に対応できるようになっています。
セレモニーでは、実際に「Nano-Stream」の動作が公開され、多くの報道関係者が取材に訪れました。自動搬送機能を通じて、安全かつ迅速な物流オペレーションの様子が示され、参加者たちの注目を集めました。
自動倉庫導入の背景
現在、物流業界ではEC需要が急増しており、それに伴い小荷物配送の需要も急激に増加しています。この状況は一方で「担い手不足」の問題をもたらしており、省人化と物流の効率化が急務となっています。地区宅便は、2026年から2029年にかけた中期経営計画の中で、小荷物に特化したロジスティクス機能と配送機能の強化を重要な施策として掲げており、「Nano-Stream」の導入はその核となるものです。この新しいシステムの導入によって、小荷物領域における対応力が大幅に向上する見込みです。
ユーザーの声
地区宅便の代表取締役社長、河合秀治氏は、現行の平面運用では改善が限界に達していることを認識し、次世代の解決策として「Nano-Stream」を選んだと語りました。彼は、複数荷主の荷物をスムーズに格納でき、保管と搬送機能を最大限に活かせることが現行の事業形態に最適であるとし、この新技術を通じて安定した運用体制の構築を目指していると述べました。
一方、ROMSの代表取締役社長、前野洋介氏は、このような新技術の導入が「顧客の日々の業務に役立つ」ことが最も重要であると強調し、その実現に向けて全力を尽くす意志を示しました。
今後の展望
自動化とデジタル化が進む中、地区宅便では引き続き小荷物物流領域でのロジスティクス及び配送機能の高度化を推進する意向です。また、物流機能と配送ネットワークを統合し、EC時代に適した新しい物流インフラを構築していく計画です。さらに、2026年6月24日から26日には東京ビッグサイトで開催される「マーケティングWeek内/EC売上アップEXPO」で、物流DXに関する取り組みを紹介する予定です。
企業紹介
株式会社地区宅便は、地域に密着したメール便やポスティングサービスを提供する企業で、「コニポス」として知られる小荷物配送サービスを展開しています。同社はコストと利便性を重視した配送ソリューションを持ち、「Green物流」の理念に基づき持続可能な物流の実現に取り組んでいます。地域密着型での事業展開を進めている地区宅便ですが、最新技術を導入することで未来の物流システムの変革を目指しています。