テクトロニクスの新ソフトウェア発表
2026年9月8日、テクトロニクスは東京都港区の本社にて、最新のディスプレイやソフトウェア定義自動車(SDV)のニーズに応えるべく、HDMI 2.2及びMIPI A-PHY規格に対応した自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア「TekExpress™」のラインアップ拡充を発表しました。この新たな機能により、HDMI 2.2へは最高96 Gbpsの送信機自動テスト、MIPI A-PHYには最高16Gbpsの送信機自動テストが追加され、エンジニアリング・チームは検証からコンプライアンス対応によりスムーズに移行できるようになります。
ディスプレイや自動車システムは増々厳しい条件を求め、膨大なデータを物理リンクを介して送受信する必要があります。これに対し、HDMI 2.2やMIPI A-PHYの進化が進んでいます。しかし、開発スケジュールが厳しい中で、エンジニアは手動の検証手法では、時間やリソースの制限から大きな妨げに直面しています。TekExpressは、このプロセスをガイド付きワークフローに変換することで、エンジニアが問題を迅速に特定し、検証サイクルを円滑に進めるための強力な助けとなります。
シグナル・アクイジション&解析ポートフォリオ部門の副社長、ダリル・エリス氏は次のように彼の発言を通じて強調しました。「ほぼ全てのインタフェースでの周波数帯域幅の増加が進んでおり、それを単にテストの頻度を上げるだけでは解決できません。高度な計測技術を誰もが学びやすくし、それを組織内に広める事が、企業が変革に対応し、エンジニアが複雑な課題に自信を持って取り組む方法です。」
TekExpressによる大幅な自動化
新たに追加されたTekExpress HDMIソース・コンプライアンス・テストアプリケーションでは、HDMI 2.2の対応が強化され、4レーンでの合計96Gbpsの速度で自動化された物理層コンプライアンス・テストが可能となります。このアプリでは、エンジニアがテスト間の接続を手動で変更することなく、正確な測定とレポート作成ができるようになりました。さらに、HDMI 2.2の固定レート・リンク信号の取得や分析、アイ・ダイアグラム測定を行うことができ、シグナル・インテグリティを保ちながら、障害の原因を特定することが可能です。
HDMI 2.2規格の登場は、HDMI 2.1の最大帯域幅を2倍に引き上げ、240Hzの4Kや8K動画、将来の12Kや16Kフォーマットに対応することから、多様なデバイスにおいて新しい視覚体験を創出することを意味します。これにより新たなゲーム体験やプロ用映像機器による可能性が広がる一方で、信号の整合性を維持することが難しくなるという課題も増えています。
MIPI A-PHYの自動化検証の重要性
TekExpress A-PHY TX自動コンプライアンス・ソリューションも、MIPI A-PHYデバイスの自動検証を可能にする重要な機能を提供します。これは、業界準拠のロングリーチ車載インタフェースとして、新しい自動運転技術に不可欠なデータを、高速、低遅延で処理できることを保証します。これにより、車載ディスプレイやセンサーとのデータ転送が効率的に行えるようになります。
このソリューションは、MIPI A-PHYに従った認証を経ており、各項目におけるコンプライアンス測定を効率的に行うための自動化された方法をもたらします。自動車業界の標準を踏まえたテストを行うことで、テクトロニクスはエンジニアリングチームと共に次世代の技術進展を支える役割を担っています。
結論
HDMI 2.2とMIPI A-PHY規格への対応で、テクトロニクスはオンデマンドで高度な技術を必要とするエンジニアリングチームを支えるための革新的なソリューションを提供しました。テクトロニクスは、これにより顧客のニーズに反応することで、試験工程の迅速化と高い精度を実現し、競争力を強化しています。TekExpressは、今後も進化を遂げ、多くのエンジニアをサポートしていくことでしょう。
詳細情報は公式ウェブサイト(
テクトロニクス)をご覧ください。