地域と大学生の絆
2026-07-08 11:02:19

大学生と高齢者が織りなす地域包括ケアの成功物語

陸前高田の希望を生む「Change Maker Study Program」



2011年の東日本大震災以降、岩手県陸前高田市は大きな変化を遂げています。震災前、人口は約2万4千人でしたが、現在は1万7千人を下回る状況です。さらに、高齢化率は41%に達し、全国平均の29%を大きく上回っています。このような厳しい状況を背景に、新たな地域包括ケアの実践として注目されるのが、認定特定非営利活動法人SETが展開する「Change Maker Study Program」(CMSP)です。

地域の歴史と現状



震災後、陸前高田市では住宅再建によってコミュニティの分断が進み、多くの高齢者が孤立状態に置かれています。社会的な影響は少なくなく、特に独居高齢者の増加やフレイル(身体機能の低下)が深刻な課題となっています。このような中で、2013年にCMSPが始まりました。このプログラムは、都市部から来る大学生が地域に通い、住民と交流を深めることを目的としています。

大学生と高齢者の声



近年のCMSPの活動の一環として、伝統芸能「三ノ戸剣舞」の復活があります。この舞踊は40年以上も途絶えていましたが、大学生たちが高齢者のもとを訪れ、共に練習を重ねることで蘇らせることができました。2025年には、地域住民の前での演舞が行われ、感動の声が多数寄せられました。「生きているうちにもう一度見られるとは思わなかった」という高齢者の言葉が、地域の希望の象徴となっています。

CMSPの構造と成果



CMSPは、関東を中心とした大学生数名がチームを組み、陸前高田でのインターンシップを通じて地域と関わるプログラムです。定期的な交流を通じて大学生は地域に貢献し、同時に自身の成長も促進されます。これまで500名以上のスタッフ、1,000名以上の参加者がこのプログラムに関与し、地域の人々との交流を深めてきました。特に興味深いのは、参加した大学生の多くが地域に移住し、地元企業や協力隊として活躍している点です。

受賞の背景



この度、SETが杉浦地域医療振興賞を受賞したことは、地域包括ケアの新たなモデルとして高く評価された結果と言えます。理事長の三井俊介氏は、「私たちはフレイルや地域医療の領域を意識して活動してきたわけではありませんが、このように評価されて非常に嬉しく思います。今後も地域のために事業を磨いていきたい」とコメントしています。

今後の展望



SETは、今後も他の地域との連携を強化し、CMSPのノウハウを全国に展開する準備を進めています。特に地域社会の中で若者と住民がともに学び合う関係を築くことが、持続可能な地域づくりには不可欠です。地域活性化のための取り組みは、今後も進化し続けるでしょう。SETの活動に関しては、SNSなどで最新情報が発信されていますので、ぜひフォローしてください。彼らの活動が、地域の人々にとってどれほどの影響を与えているかを改めて実感することでしょう。


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会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人SET
住所
岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
電話番号
0192-47-5747

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