品川区の市街地再開発プロジェクト
東京都品川区で進められている「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が、2025年11月27日に市街地再開発組合設立の認可を受け、ついにその動きに拍車がかかりました。このプロジェクトは、三菱地所レジデンス株式会社と日鉄興和不動産株式会社が手掛け、地域の権利者たちと共に進められ、2025年12月23日に組合設立総会を通じて新たに設立された「小山三丁目第1地区市街地再開発組合」によって推進されます。
プロジェクトの目的
本プロジェクトの主な目標は、地域社会にとっての新たな生活拠点を創造することであります。具体的には、多世代が住みやすい住宅と、活気あふれる商店街が融合した複合市街地の形成を目指しています。これにより、地域の住民が集まり、交流を育む場となることを期待されます。また、交流の場である広場や歩行者の通行環境も整備され、地域のシンボルとなるオープンスペースの確保が計画されています。
さらに、防災の強化にも力を入れ、地震や火災に備えた防災広場や備蓄倉庫の設置なども計画されています。これにより、地域全体の安全性の向上が図られることでしょう。
具体的な建設内容
「小山三丁目第1地区」の再開発エリアは、東急目黒線「武蔵小山」駅の南東側に位置し、約1.4haの広さを持ちます。こちらには、地上145mの高層住宅が約850戸建設される予定です。下層階では既存の商店街を活かした商業施設が設置され、2階レベルにはギャラリーやデッキスペースが整備され、地域の回遊性の向上を促進します。これにより、商業活動の活性化が期待されます。
周辺環境と課題
再開発地区は、交通の便が非常に良く、周辺には商店街もあり、地域住民にとっては非常に魅力的な立地です。一方、過去には木造建築や経年劣化した住宅の存在が、防災面の課題となっていました。さらに、商店街のアーケードの更新や休憩スペースの充実も求められており、より魅力的な地域づくりが必要とされています。
具体的には、建物の耐震性を強化し、商業機能の継承を図りながら、歩行者と車両の動線を分けることなど、より快適で安全な街づくりが行われます。
今後のスケジュール
再開発事業の流れを見ていくと、2011年に密集整備の検討が始まり、翌年には準備組合が設立されました。それから数年かけて都市計画が決定され、2025年にはついに組合の設立認可に至りました。今後は2057年度には権利変換計画の認可を予定し、2033年度には工事が竣工される見込みです。ただし、これらはすべて予定であり、今後変更される可能性もあります。
事業概要
- - 事業名: 小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業
- - 所在地: 東京都品川区小山三丁目21番(一部)、24番、25番、26番
- - 区域面積: 約1.4ha
- - 建築物の敷地面積: 約11,280㎡
- - 建築物の延床面積: 約127,000㎡
- - 主要用途: 住宅、店舗、生活支援施設、駐車場等
- - 住宅戸数(予定): 約850戸
- - 参加組合員: 三菱地所レジデンス株式会社、日鉄興和不動産株式会社
- - 特定業務代行者: 株式会社大林組
市街地再開発事業は、地域の活力を取り戻し、新しい街の魅力を創出する重要な取り組みです。このプロジェクトによって、品川区の小山三丁目地域は、より住みやすい街へと進化を遂げることでしょう。