臨床試験DX、3社連携
2023-01-27 11:00:01
臨床試験DX推進に向け、Linical、SUSMED、ClinChoiceが業務提携!効率的なフルサポートサービス提供へ
臨床試験のDXを加速する3社の連携:効率的なフルサポート体制構築へ
株式会社リニカル、サスメド株式会社、ClinChoice株式会社の3社は、臨床試験の効率化とデータ品質向上を目的とした業務提携を発表しました。この提携により、ブロックチェーン技術を活用したSUSMEDの臨床試験システム「SUSMED SourceDataSync ®」を基盤とした、包括的な臨床試験フルサポートサービスを提供します。
3社の強みを活かした革新的なサービス
今回の業務提携は、それぞれの企業が持つ強みを融合することで、臨床試験のDX化を促進することを目指しています。
SUSMED: ブロックチェーン技術を用いた臨床試験システム「SUSMED SourceDataSync ®」を提供。データの改ざん防止と高いセキュリティレベルを確保し、医療機関におけるデータ入力業務とモニタリング業務の負担軽減を実現します。
ClinChoice: データマネジメントから統計解析まで、グローバルCROとして豊富な経験と高い専門性を持ち、臨床試験データの品質と信頼性を確保します。
* Linical: 日本発のグローバルCROとして、国内の臨床試験環境に精通しており、臨床試験データの品質向上と効率化を支援します。
臨床試験における課題解決と今後の展望
従来、臨床試験では、医療機関の原データと製薬メーカーや研究機関に集められたデータの照合検証作業(SDV)に多くの時間とコストを費やしていました。SUSMEDシステムは、ブロックチェーン技術により、患者データの改ざんを困難にすることで、SDVの効率化を実現し、臨床試験データの品質向上とコスト削減に貢献します。
さらに、リアルワールドデータ(RWD)活用に向けた製造販売後臨床試験のデータ品質確保にも、3社の連携が期待されています。RWDの活用が進む中で、製造販売後臨床試験や患者レジストリの在り方が見直されており、SUSMEDはブロックチェーン技術を活用したレジストリデータの信頼性向上に関する研究も進めています。
リニカルは、業界に先駆けて製造販売後臨床試験データの品質確保のためにSUSMEDシステムを導入し、モニタリング業務の効率化とデータ品質向上を実現します。また、育薬事業におけるデジタル技術導入を推進することで、日常診療で収集されるデータの品質を確保し、RWDの活用を積極的に推進していく方針です。
3社の連携は、臨床試験のDX化を加速し、より質の高い医薬品開発と医療の進歩に貢献することが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リニカル
- 住所
- 大阪府大阪市淀川区宮原1‐6‐1新大阪ブリックビル
- 電話番号
-
06-6150-2478