Mawariが受賞した背景
株式会社Mawariが、2024年の「XR Kaigi 2024 AWARD」でツール・基盤技術部門に輝きました。受賞対象となったのは、Mawariが提供する「Spatial Streaming SDK」と「Mawari Network」です。これらは、革新的な配信技術に基づいた次世代の空間コンピューティングを支えるものとして、業界から高く評価されました。
XR Kaigiは、XR技術の普及と発展を目的としており、2020年に始まったこの賞は、毎年多くの注目すべき取り組みを表彰しています。2024年もその流れを汲みつつ、オフライン会場での展示と評価が行われました。
受賞理由と期待
今回の受賞に際して、XR Kaigiの主催者であるMogura VRの編集長、久保田 瞬氏から「Mawariのサービスは長い間の準備によって成し得たものです。特にサーバーレベルでXR業界を支える姿勢に感銘を受けました。日本国内に拠点を持ちながら、海外のマーケットにも目を向けるなど、大きなチャレンジを志向していることが高く評価されました。」といったコメントが寄せられています。
MawariのCEO、ルイス・オスカー・ラミレス氏は、この受賞を受け「私たちの技術がXR業界に革新をもたらしていることを示す証です。今後もユーザーと共にさらに技術を発展させていきたい」と話しています。
受賞対象となった技術の詳細
受賞の対象となった「Spatial Streaming SDK」と「Mawari Network」は、リアルタイムで3Dオブジェクトをストリーミングする革新的な技術です。これらは分散型インフラ「DePIN」に基づいており、特にGuardianノードと呼ばれる運用に必要なノードが全世界からの参加によって支えられています。これにより、健全なネットワークを維持しつつ、XR業界全体の発展を促進しています。今後、ノードのライセンスセールも予定されており、新たな展開が期待されています。
XR Kaigiの概要
XR Kaigiは、バーチャル領域の担い手たちに向けた業界カンファレンスであり、開発者やクリエイター、ビジネス担当者など広範な参加者の交流の場を提供しています。このカンファレンスは、業界の人々が知識を共有し、繋がり、共に高め合うことを目的としています。2024年は、12月11日から13日にかけて東京で開催予定です。
株式会社Mawariのビジョン
2017年に渋谷で設立されたMawariは、引き続き与えられた市場の枠を超え、空間コンピューティングの新しい時代を切り開くことを目標として活動しています。従来のモバイル端末や配信ネットワークの制約を越え、さまざまなプロジェクトでその技術を実証し、次世代の空間インターネットを拡張することに注力しています。
新たな舞台での活躍が期待されるMawari。この受賞を機に、さらなる飛躍が拓かれることに期待が高まります。