カンボジアで水田プロジェクト
2025-08-14 10:28:59

Green Carbonがカンボジアでの大規模水田プロジェクトを発表しCO₂削減を目指す

Green Carbonのカンボジア水田プロジェクト



Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下、グリーンカーボン)は、カンボジア国内での大規模な水田プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、約50万ヘクタールにおよぶ水田の開発を含んでおり、10年間で約2,000万トンのCO₂削減を見込んでいます。水田プロジェクトの拡大は、2025年4月にカンボジア北西部バッタンバン州で始まった初期プロジェクトの成功を基にしています。

プロジェクトの背景と目的



グリーンカーボンは、東南アジア地域において自然由来のカーボンクレジットを創出することを目的とした事業を展開しており、森林保全やマングローブ植林を含むさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。今回の水田プロジェクトにおいても、間断灌漑(AWD)技術を採用し、効率的かつ持続可能な水田管理を実現することを目指しています。

また、グリーンカーボンは、2024年に国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と協力し、カンボジアの水田水管理システムの確立に注力していく予定です。このプロジェクトでは、温室効果ガス排出削減技術の開発とそれを社会に実装することを目指しています。

大規模展開の計画



グリーンカーボンは、カンボジア国内の8〜10州にわたって水田プロジェクトを展開し、10年間で約2,000万トンのCO₂排出削減を実現する構想を進めています。その一環として、2028年までに3〜5基のバイオ炭プラントの設置も検討しています。これにより、カーボンファーミングやアグロフォレストリーなどの新たなビジネスモデルの開発を通じて、持続可能な土地管理の促進に貢献することを目指しています。

環境大臣との表敬訪問



最近、グリーンカーボンはカンボジアの環境大臣との表敬訪問を行い、プロジェクトの意義と展望について説明しました。この訪問は、2025年に予定されている「JETRO Cambodia Frontier market Green Business Project Event」の一環として行われたもので、カンボジアの環境省や農林水産省をはじめとする主要関係者も出席していました。

商談活動とシンポジウム



本イベントでは、グリーンカーボンはコンポンチュナン州の現地を視察し、太陽光発電を利用した灌漑システムを導入している農場を訪れました。その後、環境大臣およびカーボンクレジット作業部会との商談も行われ、二国間クレジット制度(JCM)の制度設計に関するシンポジウムにも参加しました。

カンボジアにおける最新動向



カンボジアの環境省は、2035年までにBAU比57%の排出量削減を目指す更新版NDC 3.0を策定する予定です。この計画に関連してカーボンクレジット制度に関する重要な情報も発表されました。


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グリーンカーボンの取り組みは、カンボジアにおける持続可能な農業を促進しながら、気候変動対策にも貢献することを目指しています。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597

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