救急救命士会主催のオンラインセミナーについて
救急医療の現場では、時間との戦いが常です。救急救命士会が主催するオンラインセミナーが、2025年3月18日(火)の19時から20時に、Zoomウェビナーを通じて開催されることが発表されました。このセミナーは、「12誘導心電図伝送がもたらす救命と予後改善」をテーマに、特に循環器救急疾患に焦点を当てています。
12誘導心電図の重要性
セミナーでは、12誘導心電図の記録とその伝送が救命や予後の向上にいかに貢献するかを解説します。特に急性心筋梗塞の診療においては、国内外の各種ガイドライン(ILCOR-COSTR、AHAガイドライン、JRC2010蘇生ガイドライン)でも、この方法の採用が強く推奨されています。12誘導心電図の活用は、救急医療システム全体の効率化にも寄与することが多くの研究で示されています。
実際の症例紹介
セミナーの演者としてお迎えするのは、獨協医科大学病院の菊地研氏です。彼は、実際に12誘導心電図を利用した事例を紹介し、いかにして早期再灌流を成功させたのか、また不整脈の早期発見がどのように治療に結びついたかを語ります。救命士のみならず、医療に関わる全ての方々にとって、非常に有意義な内容となっています。
参加情報
このオンラインセミナーは会員のみならず、一般の方や学生の皆様も参加が可能です。参加費は日本救急救命士会の会員は無料、医療系の学生も無料ですが、学生証の提示が必要です。会員でない方の参加費用は3,300円(税込)です。決済方法はクレジットカード、Apple Pay、Google Payが利用可能です。
セミナーへの申し込みは、指定のURLから行うことができます。この機会にぜひ参加し、救急医療に関する知識を深めてみてはいかがでしょうか。
参加お申し込みはこちら
また、毎月新しいテーマでオンラインセミナーが企画されているため、興味のある方はぜひ会員登録を検討してください。
日本救急救命士会とは
日本救急救命士会は、救急医療に関わる専門的な技術を持つ救急救命士の組織です。設立から救急医療の質の向上に努め、国民の安全な環境作りを支援してきました。従来の救急救命士法の改正により、活動範囲が広がり、医療界における役割が求められています。
このように、救急救命士の重要な任務や役割は、現代の医療事情に応じて急速に進化しています。このセミナーを通じて、多くの方々がその重要性を理解し、実際の現場で役立てることを期待しています。ぜひご参加ください。