美容医療利用率が男女共に増加中、その魅力とは？

美容医療の利用率、男女ともに上昇中

美容医療の利用が、男女ともに増加している――。株式会社リクルートが運営する『ホットペッパービューティーアカデミー』が行った最新の調査によれば、全国の人口20万人以上の都市に住む15歳から69歳の1万3,200人を対象にすることで、この傾向が明らかとなった。調査の結果、過去1年間に美容医療を利用した女性の割合は12.0%、男性は7.8%に達し、いずれも過去5年間で最高の数値を記録した。

年代別増加の理由は何か？

特に、女性30代は前年比で3.0ポイント増の動きを見せており、男性15～19歳層でも2.5ポイントの増加が見られ、これらの年代での美容医療利用が顕著だ。これにより、美容に対する関心が年々高まっていることが伺える。

リピート利用の増加

また、調査によってリピート利用も進んでいることが明らかとなった。女性のリピート経験率は44.2%、男性は65.8%に達しており、特に若い世代の間で複数施術を受ける傾向が強まっている。20代から40代の女性の4分の1以上、そして15～19歳の男性では40%超が4種類以上の施術を経験している。これは、美容医療が単なる一度きりの体験にとどまらず、定期的なメンテナンスとしての需要を高めていることを示している。

施術の選び方変化

この傾向が進む中で、病院やクリニック選びにおいても情報源の変化がみられる。「病院・クリニックのホームページ」が1位であるものの、年々「複数の病院・クリニックを検索・比較できるサイト」の重要性が増し、2024年には男女ともに2位にランクアップした。中立的な情報や選択肢の比較ができるプラットフォームが消費者の決定を助け、より多くの選択肢を提示しているのだ。