株式会社Spectee、アジア太平洋防災閣僚会議2024に参加
防災テクノロジーのスタートアップ、株式会社Specteeが、国連防災機関が主催するアジア太平洋防災閣僚会議(APMCDRR)2024に出席することが決まりました。これは、災害リスク管理における重要なイベントであり、同社にとって大きな機会となります。
APMCDRR 2024 概要
2024年10月14日から18日まで、フィリピンのマニラで開催される本会議では、「仙台防災枠組2015-2030」に基づくアジア太平洋地域での進捗状況が議題に上ります。政府、国際機関、研究者、企業の代表者が一堂に会し、災害リスク軽減の具体的な取り組みを進めるためのディスカッションが行われる予定です。
Specteeの役割
Specteeは、10月16日に行われる2つのパネルディスカッションに参加し、ブース展示も予定しています。
1.
「Be Prepared for a Mega Earthquake: The Role of the Public-Private Partnerships on Science and Technology Against Seismic Disasters」 (11:30-12:30)
2.
「Intersection of Open Science and Artificial Intelligence in the Context of Disaster Risk Reduction and Resilience」 (13:30-14:30)
これらのプログラムを通じて、Specteeの最新技術とソリューションを広く周知し、参加者間での活発な意見交換が期待されます。
海外展開への期待
Specteeの海外事業責任者である根来諭氏は、フィリピンでのサービス立ち上げを進めていることを強調し、APMCDRRの開催をチャンスと捉えています。「アジア太平洋地域には災害に脆弱な国々が多いため、経済成長を継続するためには、必ず災害に対するレジリエンスを向上させることが必要です。この会議を通じて私たちの技術を知ってもらい、アジア市場への展開を促進させたい」と述べています。
SpecteeのMissionとサービス
株式会社Specteeは、「”危機”を可視化する」というミッションのもと、SNS、気象データ、道路・河川カメラなどを活用して、災害情報の解析と可視化を行っています。AIを駆使した『Spectee Pro』は、国内外の災害や危機を速やかに収集し、予測する能力を持ち、自治体、報道機関、インフラ業界などで導入が進んでいます。さらに、サプライチェーンリスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』を提供し、製造業における危機的状況を迅速に把握する支援も行っています。これにより、企業はより効果的にリスクを管理し、災害からの回復力を強化することが可能です。
結論
SpecteeがAPMCDRR 2024での発表を通じてどのような影響を与えるのか、そしてアジア市場への進出がどのように展開されるのか、今後が非常に楽しみです。同社の取り組みが広く認知され、災害リスク軽減に向けた重要な一歩となることを期待しています。