新刊『発達障害かもだけど、お金のこと ちゃんとしたい人の本』のご紹介
2025年9月17日、ダイヤモンド社から『発達障害かもだけど、お金のこと ちゃんとしたい人の本』が出版されます。著者の岩切健一郎氏は1級ファイナンシャル・プランニング技能士であり、ADHD当事者でもあるため、自身の経験をもとにお金と楽しく付き合う方法を提案します。
お金が苦手なのは脳の仕組み
お金の管理に苦手意識を持つ人は多く、貯蓄ができなかったり、支払いを忘れたり、衝動買いを繰り返したりすることがありますが、これは本人の努力不足や性格の問題ではありません。岩切氏は、この悩みは脳の仕組みに起因するものだと指摘しています。この本では、意思の力に頼らず、仕組みを活用して問題を解決する具体的な方法を提案しています。
シンプルで実行可能な仕組み
本書では、給料日に自動的に貯蓄口座に振り込む、クレジットカードを1枚に絞る、固定費を見直すなど、実行しやすい施策が多数紹介されています。発達障害やそのグレーゾーンにある特性を持つ人々、また従来のマネー本には抵抗感があり実行に至らなかった人々に特に役立つ内容となっています。読者は、本書を通じてお金の管理が少しずつ楽になり、最終的には自己肯定感を高めることが期待できます。
現代特有のお金の悩み
岩切氏は年間100世帯以上の悩みを聞く中で、現代ならではのお金の問題についても言及しています。例えば、誰もが陥りがちな「イイもの依存」や、無意識の消費を促進する「ラテマネー」、「推し活」による出費とそのバランスの取り方、ADHD特有の「ADHD税」、さらに「居場所代」に関連する隠れ出費など、他のマネー本ではあまり触れられていないテーマが取り上げられています。
著者について
岩切健一郎氏は、1986年生まれで、29歳でADHDと適応障害の診断を受けました。コンサルティング会社を経て、現在は保険代理店に在籍しながら、発達障害の当事者やその家族を対象としたファイナンシャルプランナーとして活動しています。彼の経験と知識を元に提供されるアドバイスは、多くの人から信頼を集めています。
まとめ
『発達障害かもだけど、お金のこと ちゃんとしたい人の本』は、自分の脳の仕組みを理解し、お金を管理するための新たな方法を学ぶための必読書です。発達障害を持つ全ての人が悩みを軽減できる手助けをする本書を、ぜひ手に取ってみてください。定価は1,760円(税込)で、A5変型判の265ページがあります。興味のある方は、ぜひお早めにチェックしてみてください。
書籍情報:
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