飼料用米、WCS用稲に関するアンケート調査の実施
農林水産省は、令和9年度以降の水田政策見直しの一環として、飼料用米及びWCS用稲、さらにはその他の飼料作物に関するアンケート調査を開始しました。この調査は、水田政策の現在と未来について、関与する生産者や利用者の意見を収集することを目的としています。
アンケート概要
対象者には、飼料用米やWCS用稲、そして飼料作物を利用している畜産農家、さらに当該作物の生産者が含まれます。具体的には、乳用牛、肉用牛、豚、採卵鶏、肉用鶏など、さまざまな畜産物を生産する農家が対象です。また、水田活用の直接支払交付金を活用している生産者や地域の再生協議会にも意見を問う予定です。
調査の目的
この調査の主な目的は、水田政策の見直しに際して、関係者の意見を反映させることです。特に、飼料用米やWCS用稲の生産状況や利用状況を把握し、さらにこれらの資源の将来的な活用方法を考察する上で、貴重な財源となります。生産者や利用者の声を直接聞くことで、より現実的な政策形成を目指しています。
調査期間と方法
調査は令和7年9月16日から10月31日までの期間、インターネット上のフォームを用いて実施されます。回答者は、以下の三つのアンケートに分かれて意見を述べることが可能です。
1.
畜産農家向けアンケート
飼料用米やWCS用稲の利用状況、入手方法、今後の利用意向について意見を求めます。また、これらを利用した畜産物のブランド化についても見解が求められます。
2.
生産者向けアンケート
飼料用米及びWCS用稲の作付け面積、作付けの意義、農地の条件、将来的な生産意向や課題に関する詳細なデータを集めます。
3.
再生協議会向けアンケート
地域内での飼料用米やWCS用稲の生産状況、地域への影響や課題について調査を行います。
アンケートは、各対象者に特化したフォームを用意しています。回答はオンラインで受け付けており、各リンクからアクセス可能です。
- - 畜産農家向けアンケート: こちら
- - 生産者向けアンケート: こちら
- - 再生協議会向けアンケート: こちら
個人情報の取り扱い
提供いただいた個人情報は、法律に基づき厳重に管理され、調査の目的にのみ使用されます。集計された結果は、個人を特定できない形で関係機関へ提供される予定です。
この貴重な機会に、多くの関係者の皆様から積極的なご意見をいただければ幸いです。農林水産省は、皆様の声を反映した政策形成を目指しています。