ゼンリン、EV充電スタンド情報を大幅に強化した新機能を発表

ZENRINがEV充電スタンド情報を強化

株式会社ゼンリンは、EV充電スタンドに関する最新情報を提供する「ZENRIN Maps API」において、e-Mobility Powerが提供する約25,600口の充電スタンドの情報を新たに加えることを発表しました。この追加により、充電スタンドの満車・空車状況をリアルタイムで確認できる機能が大幅に強化され、国内で最大規模のサービスとなります。これまでの提供情報に加え、企業が提携するEV充電スタンド情報を含めることで、EV利用者に対してさらに便利で詳細な情報を提供できるようになります。

満空情報の全体像

ゼンリンは日本全国のEV充電スタンドに関する情報を整備し続けており、現在、合計で38,367口の充電スタンド情報を持っています。この情報はAPI形式でも提供され、今後は複数の充電ネットワーク事業者の情報を一元管理し提供することが可能になります。この「満空情報」は、EV用のナビゲーションシステムに必要不可欠であり、充電ステーションへの順調なアクセスを実現します。

さらに、充電スタンドの情報は利便性を向上させるため、満車状態の地域を把握し、新たな充電スタンド設置場所の候補を探る際にも役立ちます。今回のe-Mobility Powerからの情報追加により、全国の充電スタンド情報を網羅する割合が73%となり、EV事業者への情報提供の質も向上します。

今後の展望

ゼンリンは今後も充電ネットワーク事業者との連携を強化し、EV充電インフラの充実と相まって、EVの普及に向けた貢献を続けていく考えです。EVの利用者にとって有益な情報を引き続き提供し、充電スタンドの利用満足度を向上させる取り組みを進めていく予定です。

また、ゼンリンの公式ホームページでは、EV充電スタンドに関する最新情報やコラムが公開されています。都道府県別の充電口数や位置情報、コネクタタイプなど、多様なデータを提供することで、EV利用者に対して情報の発信を行っています。