NTTドコモ、環境省からの認定を受けた自然共生サイト
NTTドコモが2023年、同社が保全活動を行っている「ドコモの森」2か所が、環境省から「自然共生サイト」の認定を受けました。この認定は、国際的な生物多様性保護目標である「30by30」を達成するための取り組みの一環として行われています。ドコモの森が今回認定を取得したことで、2024年に認定された「ドコモ泉南堀河の森(大阪府)」を含むと、合計で3か所が認定されたことになります。
株式会社NTTドコモは、国際社会が目指す2050年の「自然と共生する世界」や2030年の「ネイチャーポジティブ」の実現を目指して、独自の「生物多様性中期ロードマップ」を策定しています。このロードマップでは、特に「自社アセットの活用」を強調し、地域との連携を通じて生物多様性の保全に取り組むことを目指しています。さらに、2027年度までには全国で5か所の自然共生サイトの認定取得を計画しております。
具体的に認定されたサイトについて見ていきましょう。
ドコモ土岐の森(岐阜県)
ドコモ土岐の森は、岐阜県土岐市に位置し、湧水湿地や湿性環境が形成されている貴重な地域です。この森には、ハナノキやヒメタイコウチ、モウセンゴケ、さらにホンゴウソウなどが生育しています。また、地域の専門家との協力により、最適な保全管理を行っており、自然環境の保存と回復に向けた取り組みが進められています。
ドコモ四国 土佐・いの 元気の森(高知県)
高知県いの町にあるこの森は、落葉広葉樹林が広がり、美しい自然環境が保護されています。ジツツジやシュンラン、シハイスミレなどの草花が生育しており、地域に住む人々が共に学び、自然と触れ合う場ともなっています。この森でも専門家と共同で調査を行い、最適な保全措置を講じています。
ドコモ泉南堀河の森(大阪府)
2024年に認定されたこの森は、さまざまな生態系が共存しています。特に、この地域には希少な生物が生息しており、その生態系の多様性が高く評価され、自然共生サイトに登録されています。
ドコモの今後の取り組み
今後もNTTドコモは「2030年ネイチャーポジティブ」および「2050年自然と共生する世界」に貢献するため、環境保全の活動を続けてまいります。この取り組みにより、地域社会との連携を深めながら、持続可能な未来の実現を目指しています。
このように、ドコモはテクノロジーだけでなく、自然環境保護に対しても積極的に取り組んでいます。自然共生サイトの認定は、その努力の証しであり、今後の活動にも期待が高まります。