盛況を収めた「つなげようオレンジリボン2025」
2025年11月3日、東京都江戸川区のアリオ葛西で「つなげようオレンジリボン2025」が行われ、子育て世代や地域の皆様が一堂に会しました。このイベントは、児童虐待防止を目指す特定非営利活動法人チャイボラが主催し、江戸川区の後援を受け、多くの企業や団体の協力を得て実現しました。
充実したプログラムで子育て支援を体感
このイベントは、「親も子も楽しめる、学べる」をテーマに、さまざまなプログラムが用意されました。中でも注目されたのは、児童養護施設と児童相談所の職員によるトークセッションです。トークの中で、参加者が「児童養護施設は遠い存在ではなく、気軽に頼れる場所である」という気づきを得た様子が印象的でした。
さらに、アリオ葛西は子育て世代が多く訪れる場所であるため、児童相談所や養護施設についての理解を深める良い機会となりました。地域の子育て支援情報を広めることで、孤育てと呼ばれる問題に対する意識を高める取り組みが重要視されたのです。
大人気の「しまじろう スペシャルダンスショー」
また、幼児向け人気キャラクター「しまじろう」が登場するスペシャルダンスショーも大盛況でした。早朝から整理券を求める長い列ができ、合計約1,600名の親子が楽しみました。子供たちは「しまじろう」のパフォーマンスに熱中し、親子で観覧しながら楽しいひとときを過ごしました。このショーは、他のイベントへの参加意欲を増大させ、会場全体の活気を引き出しました。
工作を通して学ぶ、せっけんづくりワークショップ
クラシエ株式会社が協力した「せっけんづくりワークショップ」も注目を浴びました。かわいいせっけんを作る中で、身体の正しい洗い方やプライベートゾーンを守ることの重要性を親子で学んでおり、保護者からも高い評価を得ました。4回のワークショップにおいて、約150名の子どもたちとその保護者が参加しました。
スタンプラリーで親子の会話を促進
親子で楽しめるスタンプラリーも実施。参加者はスタンプを集めながらアリオ葛西内を回り、子どもたちと一緒に楽しむ姿が特徴的でした。こちらは約250名を超える親子が参加しており、「Orange Walk」という児童虐待防止を目的としたイベントへの理解を深める機会となりました。
地域との連携が生んだ成功
このイベントの成功には、地域の企業や団体の特別協力が大きな役割を果たしました。さまざまなサポートを通じて、子どもたちを大切に育てる社会の実現に貢献しています。参加者にとっても、充実した時間が過ごせたことが何よりの成果となりました。
チャイボラ代表の大山遥によると「このようなイベントを通じて、さらに多くの地域との繋がりを広げ、子育て支援の輪を広げていきたい」とのことです。今後も地域の子育て支援の重要性を認識し、活動を続けていく姿勢が期待されます。
終わりに
「つなげようオレンジリボン2025」は、子育てにおける大切な情報を伝えあい、新しいつながりを生む場として大成功を収めました。このような取り組みが広がり、ますます多くの子どもたちが温かく見守られ育てられる社会の実現を目指しましょう。