田宮亜紀の個展「田宮亜紀の横顔」開催概要
静岡で作陶を行なう陶芸家、田宮亜紀の個展「田宮亜紀の横顔」が、2024年9月14日から9月29日まで、東京・渋谷区のCIBONEで開催されます。オープニングレセプションは9月13日の18:30から20:30まで行われます。土・日には作家本人が在廊予定で、彼女の作品に触れる貴重な機会となります。会場は表参道駅から徒歩4分、明治神宮前駅からもアクセス良好です。
展示作品の魅力
田宮の作品は、自身のうつわや焼き物に対する深い愛情から生まれています。個展のテーマ「横顔」は、彼女の作品がどのように土との対話を通じて生まれているかの表現です。一つ一つのうつわには、窯の中での焼成によって生み出される独特な表情があります。特に、「壺」や「大皿」「鉢」といった作品には、自然な美しさと温かさが漂っており、見る者の心を捉えます。
壺
田宮は、穴窯で10日間薪を焚いて焼き上げる壺に独自の魅力を込めています。土の中で灰とともに焼かれる壺は、自然の表情を反映し、多彩なフォルムを見せます。サイズや価格は幅広く、25,000円から850,000円まで。どの作品も、その背後にある創造の過程を想わせるものです。
大皿・鉢
一方、「大皿」や「鉢」は、作家の手から感じられるあたたかみが魅力です。そのざらついた手触りは、無駄のない形と素朴さを共存させます。これらの大型作品は通常の展示会では見ることが少なく、大変貴重です。価格は20,000円から45,000円と幅があります。
田宮亜紀とは
田宮亜紀は東京都出身の陶芸家で、1996年に益子で築窯を開始しました。以後、無釉の焼締にこだわりながら静岡に拠点を移し、独自のスタイルを確立しています。これまでにCIBONE CASE(GINZA SIX)での展示や、様々なイベントでその作品が注目を集めてきました。
CIBONEのユニークなセレクション
CIBONEは、モノを選び作り出すことの大切さを提案するライフスタイルストアで、東京やBrooklynを拠点に様々なアートとデザインを融合させています。同店では、現代アートから生活に寄り添ったアイテムまで、独自の観点から厳選されたものが揃います。田宮亜紀の作品は、彼女が自らの手で作りだす熱と情熱を体感することができる貴重な機会です。
最後に
田宮亜紀の個展「田宮亜紀の横顔」は、彼女の陶芸に対する思いがたっぷり詰まった展示です。この機会にぜひ、焼き物の新しい側面とともに、彼女の作り出す横顔をお楽しみいただければと思います。心温まる陶芸の世界に足を踏み入れてみませんか?