新登場の囲碁・将棋譜面制作アプリ「UROBIN®」
株式会社中日新聞社は、囲碁と将棋の譜面を効率良く制作できるアプリ「UROBIN®(ウロビン)」をリリースしました。このアプリは、新聞や出版業界における囲碁・将棋報道のさらなる発展を目指して開発され、多くの課題を解決するために設計されています。今回のリリースは、特に取材先からの迅速なデータ送信を可能にし、編集業務の効率化を実現します。
UROBIN®の機能と背景
「UROBIN®」は、囲碁の別名である烏鷺と駒鳥の英名を掛け合わせた造語です。囲碁と将棋は長年にわたり広く支持を受けている知的な娯楽であり、新聞各社はその魅力を伝えてきました。しかし、従来のアプリケーションには、OSの更新に伴う多額のバージョンアップ費用、将棋の独自書体の使いにくさ、業界特有の編集サイズに対応できないなどの課題がありました。これらの問題を解消するために、中日新聞社が開発した「UROBIN®」には、さまざまな共通機能および特定機能が搭載されています。
主要機能
- Windows 10/11対応
- 画像サイズの指定が可能
- EPS、JPEG、PDF形式での画像出力
- 部分的な盤面図作成
- ドラッグ&ドロップによる簡易入力対応
- 作成条件のテンプレート化
- ugf形式の棋譜ファイルの読み込み
- 棋譜ファイルに含まれる参考図の表示
- kif(Shift-JIS)およびkifu(UTF-8)形式の棋譜ファイルの読み込み
- 簡易入力が可能
- 「二歩」のチェック機能
- フォント変更が可能
これにより、記者は取材先で制作した盤面図を、リアルタイムで編集素材管理システムに送信することができます。これは、特に取材現場での迅速な情報提供を求められる新聞社にとっては大きな利点です。
使用料金とデモの実施
「UROBIN®」の使用料金は、1ライセンスあたり1ヶ月に9,800円で、囲碁と将棋をセットで利用する場合は16,000円となっています。このアプリは、契約が6カ月単位で提供され、コストに見合った価値を提供します。
また、2025年2月19日から21日にかけて東京都豊島区の池袋サンシャインシティ文化会館にて開催される新聞製作技術展において、「UROBIN®」のデモが行われる予定です。開発担当者が実際の操作を示し、その機能の魅力を伝える絶好の機会です。
【会社概要】
株式会社中日新聞社は、1942年から続く老舗の新聞社で、名古屋市に本社を構えています。囲碁と将棋の報道を通じて数多くのファンの心をつかむ努力を続けてきました。今後も「UROBIN®」を通じて新たなサービスを提供し、囲碁・将棋の魅力を広めていくことを目指しています。
興味のある方はぜひ、デモや詳細な情報をチェックしてください。
なお、ご質問やお問い合わせは、株式会社中日新聞社名古屋本社技術局システム部までお気軽にどうぞ!