プロロジス、物流環境を重視し初受賞
プロロジスは、第26回物流環境大賞において「サステナブル活動賞」を受賞しました。この受賞は、同社が持つ先進的な環境保全活動や技術の活用が評価された結果です。物流不動産業界において、同活動賞の受賞は初のことであり、プロロジスの取り組みが際立つことを証明しました。
物流環境大賞とは?
この賞は、物流分野における環境保全活動や先進的な技術の活用を推進する事業者を表彰する制度です。「サステナブル活動賞」は、持続可能な社会の実現に向けた顕著な取り組みを行った事業者を対象にしています。
受賞の背景
プロロジスが受賞に至ったのは、兵庫県猪名川町にある「プロロジスパーク猪名川1」で実施した太陽光発電を利用したプロジェクトのおかげです。このプロジェクトでは、施設の屋根で発電した余剰電力を近隣の物流施設に供給する自己託送の取り組みが評価されました。これにより、環境への配慮とともに、コスト削減にも寄与しています。
プロジェクトの具体的内容
「プロロジスパーク猪名川1」では、発電した太陽光電力を自家消費し、残りの電力を「プロロジスパーク京田辺」の施設へ供給しています。このモデルは特筆すべきもので、全国でも前例が少なく、多くの注目を集めています。太陽光発電が生産された際の余剰電力が別の施設で活用されることで、環境負担の軽減とエネルギーナビゲーションの実現が進みます。
成果と将来の展望
この取り組みによって、年間で約400万kWhの供給が実現し、およそ1,797トンのCO2排出削減が期待されています。また、このプロジェクトは「プロロジスパーク草加」など他の施設への展開も計画されています。
プロロジスのネットゼロへの道
プロロジスは2040年までに、全バリューチェーンで温室効果ガス排出のネットゼロを目指しています。この一環として、各種施策を講じており、入居企業の電力のグリーン化を推進しています。さらに、2023年には新たに「エネルギー事業室」を設立し、再生可能エネルギーの導入を進めています。
まとめ
プロロジスは、環境についての深い理解と実行をもってサステナビリティの達成を目指しています。これにより、社会的課題の解決にも貢献していくと考えられます。今後の取り組みにも大いに期待が寄せられることでしょう。