ヤプリが新たに選定した「BEST PRACTICE APPS 2025」
2025年10月、株式会社ヤプリは「Yappli Summit 2025」において、約900のアプリから選び抜かれたベストアプリたちを発表しました。この表彰式「BEST PRACTICE APPS 2025」(以下BPA)は、アプリ運用のお手本となるべき素晴らしいアプリに光を当て、彼らの独自の取り組みや機能活用のノウハウを業界全体に広めることを目的としています。
BPAの意義とアプローチ
ヤプリは、アプリの開発及び運用をノーコードで簡単に行えるプラットフォームを提供しています。Yappliで開発されたアプリは、多様な企業や業種にわたり、独自の運用方法が試みられています。BPAはそうした運用の良い実例を紹介することで、他社のアプリ運用の効率化や質の向上に寄与しようとしています。アプリ担当者やエコシステム全体が共有する業界共通の基盤を意図しているのです。
本年度も厳正な審査の結果、7つのアプリが受賞の栄誉に輝きました。そのそれぞれがどのような特長を持ち、何を目指しているのかを深堀りしてみましょう。
受賞アプリの特徴
1. チーム一丸となって歩むアプリ「The ANA Book」
ANAグループの社内向けアプリで、社員間のコミュニケーションを活性化。人事や広報の情報をタイムリーに共有し、オンライン名刺交換機能で社員同士のネットワーキングも促進しています。従業員の一体感を高める助けとなっています。
2. 社員の絆を深めるアプリ「LeAF」
介護業界のパナソニック エイジフリーが提供するアプリで、サンクスカードというユニークな機能で社内コミュニケーションを活性化。社員同士の感謝の気持ちを瞬時に伝えることができ、日々の業務に温かみを提供しています。
3. 顧客と現場でシナジーを生む「ESTNATION FOR INTERNAL USE」
アパレルブランド「ESTNATION」の従業員向けアプリ。店舗間での情報共有を円滑にし、業務の効率化と従業員モチベーションの維持に寄与。このアプリを通じ、店舗間の連携が強化されています。
4. デジタル会員証アプリ「ESTNATION公式アプリ」
このアプリは、簡単に会員登録ができる仕組みを整え、顧客体験の向上を実現しています。ユーザーはデジタル会員証やポイント管理を活用し、快適なショッピング体験を得ています。
5. 日常にスポーツを届ける新星アプリ「アルビレックス新潟公式アプリ」
新潟をホームタウンに持つJリーグのサッカークラブが提供するアプリ。熱心なファンから支持を受け、試合のない日でも楽しめるコンテンツを展開。スポーツと日常を結びつける素晴らしい機能が評価されました。
6. 推しアプリ「塚田農場公式アプリ」
地鶏居酒屋を展開する塚田農場のアプリ。ポイント制度や特別企画などユニークな取り組みが好評で、クライアント体験の向上に貢献。継続的に顧客に楽しんでもらうための工夫を凝らしています。
7. 地域の魅力を届けるメディアアプリ「ニュニュ(高知新聞情報アプリ)」
高知新聞が提供するアプリで、地域の生活や文化について独自のコンテンツを配信。親しみやすい土佐弁を交えた記事が好評で、多くの読者に支持されています。
まとめ
ヤプリは、「BEST PRACTICE APPS 2025」を通じて、アプリ担当者との共同研究と取り組みを重視し続けています。これにより、さらに多くの企業がアプリ運用の効率化と質の向上を実現し、業界全体のデジタル経験を豊かにしていくことを目指しています。今後の取り組みが楽しみです。