盛岡で楽しむ周遊型舞台芸術祭MORIOKA ARTS TRAVERSEの魅力
2023年11月の3連休、盛岡では「MORIOKA ARTS TRAVERSE(モリオカ・アーツ・トラヴァース)」という周遊型舞台芸術祭が開催されます。このイベントでは、歴史的な建造物を舞台に、ダンス、演劇、音楽など様々なジャンルのパフォーマンスが楽しめる特別な機会です。
4つの歴史的建造物
盛岡市内の4つの会場で行われるこの祭りは、以下の歴史的な建物を利用しています。これらの会場は、盛岡駅からもアクセスしやすく、地元の魅力を感じられる場所となっています。
1.
旧石井県令邸
明治18年に建設され、盛岡最古の本格的な煉瓦造りの建物です。この私邸を舞台にさまざまなプログラムが展開されます。
2.
岩手県公会堂
昭和2年に竣工されたこの建物は、設計に名高い佐藤功一博士が携わっており、文化的な意義も持っています。
3.
岩手銀行赤レンガ館
明治44年に落成し、地域の人々に親しまれ続けてきた辰野金吾の建築遺産です。
4.
もりおか啄木・賢治青春館
明治43年に建設されたこの施設は、地域文化に根ざした活動が行われています。
多彩なプログラム
この周遊型芸術祭では、多様なパフォーマンスが用意されています。以下、一部の注目プログラムをご紹介します。
- - オープニングプログラム「ダンスショーイングとデジタルアート展ギャラリートーク」
ダンサーの森下真樹と中村駿によるダンスパフォーマンスと、デザインエンジニアのアラカワケンスケと建築士の千葉光によるトークが組み合わさったプログラムで、参加者は旧石井県令邸を巡りながら楽しむことができます。このイベントは11月23日に開催されます。
- - 体験型演劇作品『ト(')リップ~旧石井県令邸編~』
劇作家・演出家の村田青葉による企画で、街の歴史を演劇を通じて体験することができます。観客は、参加型の演劇を通じて、盛岡の魅力に触れることができるでしょう。11月25日と26日には9ステージが予定されています。
岩手県公会堂では、木管五重奏曲が演奏される他、ヴィヴァルディの《四季》をテーマにしたイベントも行われます。特に新たに作曲された楽曲も演奏される予定で、音楽を楽しむ層にも特におすすめです。
さらに、岩手銀行赤レンガ館では、コンテンポラリーダンスの公演『ベートーヴェンを踊る』も実施され、各会場で異なる芸術体験が楽しめます。
チケット情報
チケットは多彩なプログラムに応じて設定されており、オープニングイベントは無料で参加できる他、演劇作品やコンサートについても比較的手頃な価格でチケットが販売されています。予約が必要なものも多いため、早めのアクセスが重要です。
終わりに
MORIOKA ARTS TRAVERSEは、盛岡の美しい歴史的建造物を背景に、地元アーティストたちの情熱を感じながら楽しむことができる貴重な機会です。舞台芸術を通じて盛岡の新たな一面を発見し、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。