BASFの新機能で水稲栽培の防除対策が強化、LINE通知で情報提供を開始

BASFの「xarvio® FIELD MANAGER」新機能で水稲栽培を支援

BASFジャパン株式会社は、農業協同組合と提携し、「xarvio® FIELD MANAGER」の新機能を発表しました。この新機能は、2025年の水稲栽培シーズンに向けて設計されており、特に病害、害虫、雑草対策に注力しています。これにより、農業者は作物管理をより効率的に行うことが可能になります。

防除タイミングアラート機能の強化

新たに強化された防除タイミングアラート機能では、水稲栽培における病害や害虫を早期に警告することができます。特に重要なのは、水稲に深刻な影響を及ぼす飛来性害虫、たとえばトビイロウンカやセジロウンカ、さらには斑点米カメムシ類です。これらの害虫が発生する適期を通知することにより、坪枯れや不稔米、斑点米のリスクを抑える手助けをします。

製品推奨機能の充実

また、雑草対策においても製品の推奨機能が充実しました。農業者は、発生した雑草に対して最適な製品を簡単に特定できるようになります。この機能によって、一発処理剤や中後期剤を含む包括的な提案が可能になり、効果的な雑草対策が実施できるようになります。

LINE通知サービスの開始

さらに、BASFは農業者を支援するためにLINE通知サービスを始めました。このサービスでは、水稲、大麦、大豆、甜菜などの作物に関して、週1回のペースで防除のタイミングを通知します。これにより、農業者は重要な作業タイミングを逃すことがなくなり、より効率的にリソースを管理できます。

具体的な活用方法

「xarvio® FIELD MANAGER」を導入しているユーザーは、LINE公式アカウントを友だち追加することで、最新の情報を受け取ることができます。これにより、農業の生産性向上につながるだけでなく、農業者の意思決定を迅速に行えるようになります。

未来の農業を支援

BASFのアグロソリューション事業部の野田信介部長は、「xarvio® FIELD MANAGER」の機能拡充により、AIを活用した病害・害虫・雑草防除の全体最適化が可能になったと語ります。これにより、農業者は迅速で的確な意思決定を行い、農場管理の効率化を実現することができるでしょう。

これからの農業は、科学と技術の融合により飛躍的な進化を遂げると期待されています。BASFは、農業界の変革を先導し、持続可能で効率的な作物生産を支援するために全力を尽くしています。