フィットジャーニー展開
2025-09-19 19:47:36

北海道初のSIB実証が新たな運動促進プログラム「フィットジャーニー」を展開

新たな試み「フィットジャーニー」とは



北海道中札内村で一般社団法人ちくだいKIPが中心となり、運動に無関心な人々を対象としたプログラム「フィットジャーニー」が実施されます。

このプログラムの特色は、「やらなければならない」というプレッシャーを軽減し、自然に参加できる環境を提供することです。ナッジ理論を活用して、運動に対する心理的ハードルを下げ、自ら気づいた時には運動が習慣化されている状態を目指します。

様々なアプローチ



「フィットジャーニー」では、基本プログラムを4コース展開し、それぞれが全6回のセッションで構成されています。そして新設の運動イベントも全7回予定されており、運動に対して過度なプレッシャーを感じさせない工夫が随所に施されています。また、参加者が自分のペースで進められるように設計されています。

これは村民の日常生活に溶け込んだ形で運動を促進し、「ついでに」参加できるような機会を作り出しています。特別な準備を必要とせず、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。

コミュニティの重要性



運動を通じて、世代を超えた交流が生まれ、村内のコミュニティが活性化しています。昨年度は「健康になっただけでなく、友人が増えた」という参加者の声も寄せられ、運動が単なるフィジカルな活動にとどまらず、交流の場にもなっていることが伺えます。

ソーシャルインパクトボンド(SIB)モデル



このプログラムの財源は、ソーシャルインパクトボンド(SIB)によって支えられています。SIBは民間の投資家や金融機関が資金を提供し、成果に応じて行政が報酬を支払う仕組みです。これにより行政は無駄な支出を避けることができ、成果が上がれば投資家にはリターンが支払われるという三者にとってのメリットが生まれます。

今年度はこのSIBに加え、新たに地域金融機関の帯広信用金庫との連携が強化され、さらに充実したプログラムを提供する「ハイブリッドモデル」が採用されます。

昨年度の成果



2024年度の実績では、KPI(重要業績評価指標)の達成率は116%に達し、応募者数は100人の目標に対して116人を獲得しました。特に運動無関心層に対しても58人が参加したことは、新しいアプローチが効果を上げていることを示しています。

今年度の目標



2025年度では、さらにKPIの目標が引き上げられ、昨年比30%の増加を目指します。また、運動無関心層の参加者数を「昨年の最高値を今年の最低値」とする挑戦的な基準を設定しています。

バリエーション豊かなプログラムを提供することで、より多くの人々に健康な生活を送る機会を広げていく所存です。この新たな運動促進プログラム「フィットジャーニー」は、全国の自治体や民間企業にとっても一つのサンプルモデルとなることを期待されています。

地域コミュニティの未来



この取り組みは単なる運動教室に留まらず、地域住民の健康寿命を延ばし、コミュニティづくりを推進するものです。成功を重ねることで、地域社会の活性化だけでなく、全国規模でのモデルとしての展開も期待されます。

そのため、地域住民の皆様が安心して参加できる環境作りとサポートをこれからも強化し、多くの方々に健康と楽しさを提供していきます。将来的には、全国各地での展開も視野に入れ、地域住民の健康促進に貢献していく所存です。


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会社情報

会社名
一般社団法人ちくだいKIP
住所
北海道河西郡中札内村常盤基線246-91
電話番号
080-9355-7295

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