20年の節目、サービスグラントが新たな運営体制へ
認定NPO法人サービスグラントが、設立20周年を迎える2025年4月1日より運営体制を変更すると発表しました。この変更は、これまでの運営スタイルをさらに進化させるもので、代表理事が1名から2名の共同代表制に移行します。新たな体制の中心に据えられるのは、職員の互選で信任された運営委員です。これにより、全ての理事と職員が協力し、自律的かつ主体的に組織運営に取り組む姿勢が強化されるとされています。
サービスグラントは、これまでビジネス経験や専門知識を活かし、社会貢献活動である「プロボノ」の仕組み作りを推進してきました。NPOや地域団体が直面する社会課題を解決するための支援を行い、基盤強化を図ることが目的です。
「プロボノ」とは何か、そのスタイルは2000年頃に米国タップルートファウンデーションやフランスのP&Cなどによって発信され、日本でもサービスグラントがその活動をけん引してきました。代表理事の嵯峨生馬は、3月末でその役職を退き、ファウンダーとしての役割を引き続き担います。彼の在任期間中の実績は、日本におけるプロボノの拡大に大きく寄与し、多くの人との協働を育んできました。
新たに共同代表に就任する岡本祥公子氏と槇野吉晃氏は、それぞれ異なるバックグラウンドを持ちながら、サービスグラントのミッションを継承しつつ、新たな展開へと導くことを決意しています。岡本氏は2009年に入職以来、地域の支援に力を入れ、さまざまなプロボノプロジェクトに携わり成果を出してきました。槇野氏も関西エリアでの活動を通じ、多くの地域団体との連携を深めてきました。
新体制に伴って、運営委員に加わったメンバーは、理事・監事・事務局運営委員を中心に組織の強化を図ります。
「これからのサービスグラントでは、協働の具体的な手法としてのプロボノの進化を中心に、新しい出会いが生まれることを目指します」と岡本氏。また、槇野氏も「築き上げたロールモデルを基に、次世代にどのように貢献できるかを考えていく」と述べ、未来に向けた展望を示しました。
この新たな体制の下、サービスグラントはこれまで支えてくれたパートナーやプロボノワーカーと共に、あらゆる立場を超えて協力し、持続可能な社会の実現に努めていきます。今後の展開に期待が寄せられます。
団体概要
認定NPO法人サービスグラントは、東京と関西に事務所を構え、社会貢献のための多様な取り組みを続けています。詳しい活動内容や今後のイベントは公式ウェブサイトでご確認いただけます。
- - 東京オフィス: 渋谷区渋谷1-2-10 中里ビル4F
- - 関西オフィス: 大阪市中央区淡路町2-5-16 淡路町ビル8F
- - 電話番号: 03-6419-4021
- - 公式サイト: サービスグラント